マルチリンガル漢字指導法研究会のファシリテータを始めて6年目となる。結婚してから、夫の転勤に伴って強制終了させられることが多い人生だったので、私としてはかなり息の長い活動だ。自分なりには漢字指導法を身につけ、今は、後輩の皆さんにバトンをどう渡すか、「追究」から「発信」へと舵を切り始めたところだ。振り返ってみると、漢字指導法を究める必要があると強く思ったきっかけ … [さらに読む...]
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「バイリンガル育児」をしているというと、「かっこいい!」とか「両言語がペラペラで羨ましい!」と言われませんか?その華々しい外観とは別に、
- 親子で必死にもがいている、ゴールが見えにくく、霧の中を歩んでいる感じがする
- 日本人としてのアイデンティティを持ってほしい、そのためには日本語の読み書きが必要と考えている
- 日本語でも読み書きができるようになって、日本の大学進学、就職という選択肢を残したい
と考えている方々、ようこそ!!!
一緒に、一歩上のバイリンガル育児をしませんか?
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やっとわかった!漢字の音訓を分けて指導する意義
漢字には、日本の読み方である訓読みと、中国から伝わってきた読み方である音読みの2つがあるのは皆さんご存知の通り。日本で育っていれば、日常生活でこの2つを同時にいろんな言葉から吸収していくので、気づけばこんなことを意識もせずに使い分けている。でも海外で育つ子供にはかなり難しい。「どうして、1つの漢字に2つ以上の読み方があるのか」しかも、同じ音の漢字がいくつも出て … [さらに読む...]
2023-24年の漢字指導を振り返ってみた
今年度も、勤務校である東京国際フランス学園のSIJ(日本語セクション)、いわゆる「イマージョンクラス」を受け持つことができた。日本式に言うと、小学校3、4年生を対象にしたクラスを2クラス教えた。この学年は、私がファシリテーターを務めるマルチリンガル漢字指導法研究会で、漢字のレベルを「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」の3つの段階に分けている中の真ん中、「ステップ … [さらに読む...]
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バイリンガルに育った子供ってやっぱりすごい!(インタビューリンク付き)
バイリンガル=二つの言葉を自由に操れる になるために色々なプロセスがあると思うけれど、今年の夏、子供の頃から親の言葉を聞いて育つうちにバイリンガルに育った子供ってやっぱりすごい!と思う出来事が二つあった。 日本語能力試験1級に挑戦した息子 一つ目は、息子のこと。フランスでは高2になる息子。そろそろ、大学受験に向けて、「学歴」を積極的に作らなく … [さらに読む...]
継承語とはなんぞや②~親にとって
ほっとけば子供には引き継がれない言語「継承語」の伝授は親にとっても悩ましいものだ。 いつもどこか引け目を感じる 何らかの理由で、教えない、教えられない場合… 親は、ものすごく引け目を感じる。 で、教えたら教えたで…やっぱり 引け目を感じる という、悩ましい言語なのだ。 なんでか。 まずは、教えなかった場合。 edu-kachan.haten … [さらに読む...]
継承語とはなんぞや①~子供にとって(2世)
6月末に引っ越しをした。 引っ越しの荷物の中からセミナーの資料らしきものが出てきた 2010年に桜美林大学で行われた 「第2回 継承語教師養成ワークショップ」 自分で出た覚えは全くないので、どなたかが私に参考になると思うと言ってくれたんだと思う。 そこで、バイリンガル教育で有名な中島和子さんが 「母語と継承語との違い」 … [さらに読む...]