今年も、フランスに帰省しています。
さすがにもう慣れてきましたが、それでも日本に帰省するのとは逆で、フランスに帰省するときには、それなりに覚悟して旅立つ必要があります。日本では考えられないような問題が数多く発生するので、いちいちそれにめげないように、心の準備が必要なのです。
日本の宅配サービスの素晴らしさを噛み締める出国前
成田からフライトだったので、あらかじめ2日前に、スーツケースを1個、クロネコヤマトで送っておきました。
日本人にとっては、これは当たり前のサービスなんですが、海外で暮らしたことがある人はわかると思いますが、こんなに素晴らしいサービスは世界中どこを探してもないのです。もちろん多額の料金を払えば別ですが、スーツケース1個3000円位、しかも2日前に送って、必ず受け取れるという安心感!
アメリカで、英語の先生に話したら、このシステムを理解してもらうのに、ずいぶん時間がかかりました。「ありえない」というのです。確かに、アメリカでFedExを利用して、A4の書類1枚を必ず翌日に送り続けてもらうために払ったお金は80ドルだったので、信じられないのはよくわかります。
というわけで、心も体も身軽に海外旅行に出かけられるのは、日本ならでは!と感謝の気持ちいっぱいで、スカイライナーで成田に到着。
今回さらに感動したのは、荷物を受け取って、それを持っていこうとしたら、クロネコヤマトのお店の人が
「重いから、このままここに荷物を置いて、キャリーをここまで持ってきてください」
と言ってくれて、持ってきたら、なんとその方がわざわざキャリーに私の荷物を載せるサービスまでしてくれたこと。男の方でしたが、私より年配の方だったし、恐縮してしまいました。なんて、サービス!!
その間、末子10歳は、荷物を預けるための列に並んでいました。アメリカだったら、1人で並ばせることもちょっと怖かったかなぁと思うと、安全がタダな日本という国、サービスが素晴らしい日本という国に住んでいることのありがたさがふつふつと湧いてきました。
道中で早速、問題解決能力を発揮することに
そうして、オランダ航空のフライトに乗り込み、すっかり安心して、14時間。アムステルダムで乗り換えて、ジュネーブまで行く予定が、直前で次の便に間に合わないというアナウンス。夜の便だったので、これはもうホテルだなと、覚悟を決めて飛行機を降りました。
ここまではよくあることだったのですが、驚いたのは、空港のカウンターに行ったら、
「次の一番早いジュネーブ行きのチケットはおさえました。この後、ホテルは自分でとって、タクシーに乗って行ってください。請求すれば後で返金します」
と言われたこと。
これまでは、こういうことがあっても、必ず航空会社の方でホテルやタクシーを手配してくれたので、かなり驚きました。その時点で21時。知らない土地でそこからホテルをとって、タクシーで移動というのはそれなりに大変。
だけど、仕方ないので、空港のWi-Fiを拾うところから始めて、携帯バッテリーを持っていたことに感謝しながら、Booking.comでホテルを予約、タクシーで無事移動。夕食はホテルのレストランで食べ、次の日は朝一番のシャトルバスで空港まで行って、無事、ジュネーブに到着。
娘も10歳になってそれなりに戦力になってくれ、面倒ではあるけれども、問題なく、プチ問題解決第1号が終了したのでした!
今年は、モンブラン登頂を予定しているので、またいろんなハプニングに出会いそうな予感。それを楽しむ余裕を持って臨みたいです。