前回、バイリンガル児にも「漢字力が必要である理由」について、私なりの考えを書いた。今回は、「どの程度」について書こうと思う。先日、日仏家庭のお母さんに、まさしくこのことについて質問された。「上を目指したらいくらでもあるとは思うのですが、フランス教育をメインに置いた日仏児の場合どこまでやらせればいいですか?」という質問だった。私なりの回答は次の二つ。 … [もっと読む...]
そもそもバイリンガルの子に漢字って必要?
昨日、私が勤務する在日フランス系インターナショナルスクールの卒業生の話を聞く機会に恵まれた。色々感じることがあったので、またゆっくり内省して追々記事にしたいと思う。でも、一つ、漢字の話が出たので、簡単にシェアしたいと思う。 その方は、日本で生まれ育ち、幼稚園からずっとこの在日フランス系インターナショナルスクールに通って、大学でフランスの語学大学に入り、日本語を … [もっと読む...]
国際結婚の年末年始
よく、とても忙しいことを「お盆と年末がいっぺんにやってきたような忙しさ」と表現することがある。去年あたりに気づいたことだが、私、結婚以来それをずっと年末年始にやってきたのだ! … [もっと読む...]
フランスの教育システムを選んで良かったと思う時
我が家は日仏カップルだ。子供が生まれたとき、両方の言語を読み書きできるようきちんと教えようと2人で合意して育ててきた。考えてみれば、夫も日本語を流暢に話すし、日本が好きなので、日本の教育システムに乗せて、フランス語は学校外で教えるという選択肢もあった。でも結局は、彼の仕事の関係や私が教員で日本語のサポートを家でできることもあって、フランスの教育システムをメイン … [もっと読む...]
音訓読み、いつから教える?
ズバリ! 「音訓読みを小学校1年生の時から導入した方が良いか」という「先生」のお悩みについて今日は書きたいと思います。 1年生から音訓読み導入は早い? 先日の私がファシリテータを務める「マルチリンガル漢字指導法研究会」で海外補習校で教えるメンバーから 「音訓を小一から導入したら、保護者から難しすぎると苦情が出た」というお話をいただいたから … [もっと読む...]
魔の11月を乗り越えるほっこり話
学校現場ではよく「魔の11月」と言って、11月にはいろいろな問題が起こりやすいことを表現する。私の尊敬する先輩先生は、「4月から学校が始まり、半年以上が過ぎると、いろいろな歪みや緩みがこの頃に表面化する」と教えてくれた。今、インターナショナルスクールで働いていて、9月学校始まりだけども、やっぱり11月は何かと自分の気持ちも落ち込むし、学校でも軋轢が起きやすい時 … [もっと読む...]
算数から見えた隠れた学校文化 フランス式と日本式
前回、我が家と私の教師経験から、二つの国の算数の教え方の違いのざっくりとした説明を試みた。 今日は、勤務校で算数を教え始めて、思い出した我が家の上2人の小さかった頃のエピソードを紹介したい。 WISCのテストを受けた時の話 長女が2年生の時、息子が幼稚園の年長さんの時の話だ。特別支援教育の勉強をしていた同僚から、WISC試験の実施者としての経 … [もっと読む...]
算数の教え方、フランス式 と日本式
前回、フランス政府が主催する数学オリンピックで息子が好成績を収めて驚いた話を書いた。それで、改めて、算数の教え方について、振り返ることにした。2年前から、勤務校で算数も教えるようになったので、色々と考えること、迷うことも多く、その経験も織り交ぜながら振り返りたい。 フランス式か日本式か、子供によって適している方法は違う うちの上2人は、完璧な … [もっと読む...]
息子の数学力はどうやって育てた?
今年の5月、同僚のフランス人教師から、「息子さん、数学オリンピック(Les Olympiades nationales de … [もっと読む...]
フランスのサマーキャンプで養われる力とは?
我が家は夏休みフランスに長期帰省する。その時、子供達は1週間単位のサマーキャンプに放り込む。バカンスが長いフランスはこの手のサマーキャンプの選択がたくさんある。乗馬、登山、ボート、スケートボード、クライミング、キャンプ体験・・・など。両親が働いていた夫は、小さい頃から毎年このキャンプに行くのが当たり前で、毎年、2つくらいは行っていたみたい。小学校1年生くらいか … [もっと読む...]