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2024年12月15日 by kaori horike

国際結婚の年末年始

よく、とても忙しいことを「お盆と年末がいっぺんにやってきたような忙しさ」と表現することがある。去年あたりに気づいたことだが、私、結婚以来それをずっと年末年始にやってきたのだ! 今年は結婚20周年記念なので、20年間も。

私も夫も特別に宗教を信じているわけではないのだけれども、フランス人の夫にとってはクリスマスが、私にとってはお正月が特別なイベントだ。その二つが1ヵ月の間にどどっと入るので、とにかく忙しい。

目次

フランス人の夫がやりたいクリスマス

フランス人の夫が譲れないクリスマスのイベントは、

・本物のモミの木を買ってデコレーション→年明けまで飾る
・24日に家族全員が集まってアペリティフから始まる長い会食
・25日の朝にモミの木の下いっぱいのプレゼントの山

日本人の私からすると、結婚して初めてフランスで迎えたクリスマスでは、「本物のモミの木を飾るんだ!!」と大興奮したものの、その後は葉っぱの掃除が大変だし、エコじゃないからプラスチックでいいんじゃない? と内心。でも夫のこだわりはすごく、日本に住んでいる時も、1m40cmくらいある鉢植えのモミの木を買ってきた。当時、狭い家を占領されたこととその値段に私は辟易した。

家族で食事をするのは、自分が用意するのでなければいいのだけど(笑)、一人一人にプレゼントを用意すること、家族と一緒でない時は、モミの木の下をいっぱいにするためにいくつもプレゼントを用意しないといけないことが、私には結構ストレスだった。基本的に物欲がなく、物を増やしたくないタイプなので、プレゼントを考えるのに一苦労するからだ。

でもでも、何よりも我慢できないのが、クリスマスが終わってもクリスマスツリーを片付けないこと! フランスでは普通に年明けまで飾ってあるので、夫の感覚がフランス人としては、普通なのはわかるのだけど、こちらは年末の掃除とお正月の準備をしたいのでイライラする。

日本人の私がやりたい年末とお正月

私はクリスマスよりも、当然!年末は綺麗に掃除して、来年の抱負をしっかり考えて、年越しそばを食べながら紅白歌合戦をみかんを食べながら見て、お正月は少し改まって、お雑煮、おせち、お年玉といきたい。

ところが、フランス人にとっては、大晦日は友達とワイワイ騒いで、お正月は寝正月。カレンダーによっては2日から働き始める! みたいなのが普通。一人であくせくおせち料理を作っても、朝は起きてこないし、こちらは「お餅伸びるよーーー!!」と正月からイライラするハメになる。

20年がかりの折衷案

そんなこんなで、人一倍忙しい年末年始なのだけど、あまりに忙しくて、考える暇もない。「師走ってそんなものかな」と思って過ごしてきた私。でも、世界中の仲間が集まるマルチリンガル漢字指導法研究会の仲間との雑談で、みんな「そうそう!!! だって私たちって二つやっているんだもん!」という話になり、「なるほど!!」と去年あたりに納得。勤務校のカナダ人の同僚にその話をしたら、

「我が家では、2mのクリスマスツリーを毎年外と中に飾るけど、25日の夜までには必ず片付ける約束になっている」

と言われ、「そうか! どっちかが我慢してイライラするのではなくて、きちんと話し合いをすればいいんだ」と。

今年は、うちの家族だけで過ごす年末年始となったので、親戚に憚ることなくそれを実行することにした。

「やっぱり、プラスチックのクリスマスツリーは・・・」と遠慮がちにいう夫に、
「クリスマスはあなたにお任せするわ。私にとっては、お正月が大事でおせち料理が食べたいからそっちを頑張る」と言った。

一瞬怯んでいた夫だけど、またまた本物のモミの木を買ってきて、嬉々として飾り付けをしていた。アドベントカレンダーのお菓子入れは私がやったし、クリスマスの料理も「一人では無理」というので手伝うけど。一歩前進!

国際結婚で良かったなぁと思うこと

義理の家族との関係とかでも思うのだけど、国際結婚でいいなと思うのは、こんなふうに違うことがあった時に

  「こうあるのが普通だ。こうあるべきだ」

と思って相手を責めないこと。

  「へぇ、そっちの国ではそれが普通なんだ」

と思うと、あまり腹が立たないし、いざこざが少ない気がする。あとは、相手にもよるだろうけど、日本で往々にしてある「女が男の家に入る」という考えもないので、どちらかに一方的に合わせないと、と思うこともない。

子供たちには二つの国の文化を習得してほしいと思っていたから、これまで頑張ってきたけど、孫ができるまでは、年末年始はちょっと手抜きして、のんびりイルミネーションや初日の出を見に行きたいな。

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