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2019年10月31日 by kaori horike

ダブルスクールに挑む⑤~日仏芸術教育のちがい

小6の息子が発見した日本の学校のすばらしさ。

  楽器がたくさん学校にある!

  みんなが楽譜を読める!

長女の合唱の練習のまとまりの話から思い出したように、息子が言い出したことだ。

どうやら音楽の授業でミニオーケストラのようなことをやったらしい。フランスだったら、みんな勝手にガチャガチャ楽器を鳴らして終わってしまうところ、

  まとまって音楽を奏でいること

そして、その前提となる上記の二つに感動したらしい。

 

そうなのだ。フランスでは、学校ではほとんど音楽、美術、体育といった芸術科目の時間数は少ない。面白いなと思うのは、

  芸術を軽視しているのではなく、尊重しているから

なのだ。適当にできる(私のような~)学校の先生ではなく、ちゃんとした専門家が教えるべきものと考えている。

先週、日仏教育学会の発表を聞きながら、大いに頷いたこと。フランスでは、

  芸術を子供用に加工しない、本物を見せることを重要視

していること。

  専科の先生が学校外部から来て授業をする

のが普通だし、

  美術館やコンサートに足を運び、本物を見たり聞いたりする授業

も多い。何でも、芸術家のアトリエ自体を学校敷地内につくり、その芸術活動を日常的に見せる画期的な試みをしている学校もあるとか。

 

個人的には、芸術科目の教育については、日本の方がいいと思っている。フランス式は理屈としては通っているけど、芸術家になる人はほっといてもそうなるだろうから、多くの私のような凡人には、

  レベルが低くてもいいので、手取り足取り身の丈に合った芸術指導

をしてほしい。

フランスでは結局、家庭でお金を払って子供に芸術を意識して習わせない限り、子供は楽譜も読めないし、楽器を触ったこともないし、デッサンや工作を楽しむこともない。スポーツもちょろっとしかしないので、基礎体力が低い。もちろん、その道に進む子には、小さい時からその専門性を伸ばせる学校があるし、専門の先生が週5~のペースでみっちり仕込んでいる。

  突出した少数の芸術家 < 多数の芸術を楽しむ人々

を公立の学校教育は目指すべきだと思うのだ。

 

日仏教育学会の発表で、そうしたフランスの芸術教育の歴史には、

  文化省 VS 教育省

  芸術のための教育 VS 芸術による教育

といった流れがあり、今は、

  芸術への教育

という新しい概念が生まれているという話がすごく興味深かった。

表面的な違いをさらうだけではだめで、やっぱり歴史の流れの中で見ないと本質は捉えられないな~

 

 

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