日本の国語教育は「精読」をよくさせるが、私は「多読」の方が大事だと思っている。もちろん、読書に楽しさを見出せるためには、
すらすら読めること
読解力を付けること
が必要で、それには同じものを何度か読むことも必要なので、教科書の音読は家庭学習の一つに取り入れてはいる。
でも、基本は家では多読することを目指している。なので、入り口として、小さい頃の読み聞かせは頑張った。でも、それですべての子が自然に本をたくさん読むようになるかと言えば、NO!今日はそうならなかった息子への私の戦略について。
目次
息子の小学生時代に試したこと
多読のコツは、好きなシリーズを見つけること
息子の好きなテーマから、目ぼしいものを手元に置いてあげること、手を引いて図書室や本屋に連れていくことはした。息子の好きなシリーズの変遷は以下のような感じ。
- ゾロリシリーズ
- かがくなぜどうしてシリーズ
- 妖怪レストランシリーズ
- コナン
- サバイバルシリーズ
- 学研のひみつシリーズ
- ニュース雑誌
私と趣味が似て、物語系、伝記などが好きだった娘と比べ、ちょっと母も努力が必要だった(笑)
13歳息子の本選び
でも、最近は公文で紹介された本などで、本人が読んでもいいといったものを手元に置いてあげても、軒並み失敗。手に取ることすらしない!!!本屋に誘ってもついてこない…。それで、一人で本屋に行って見つけたのが、これ!
最近、「起業、投資、ビジネス」に関することにすごく興味を持っているので、ちょうどいいかなと思って。
これは、息子、手に取りました!!!
が、半分弱読んで、本人曰く。
「今さ、30分かけてこのくらい読んだけど、かけた時間に対する情報量が少なすぎ。これだったら、Youtubeを色々見ていいのを選んで聞いた方がよっぽど勉強になるから、もういいや。」
ガクッ!!
そして、しばらくパソコンでカチャカチャやった後、聞くことには…
「日本語でティーンエージャーって何ていうの?」
「英語の方がやっぱり情報が多いんだけど、日本ではできないことばっかりなんだよね。あと、大人しかできないこと。だから、やっぱり日本語のサイトを探さないといけない。」
ということで、
#中学生#お金を稼ぐ方法 でまたパソコンの場面に戻っていった息子。
ううっ…日本語の多読からはまた足が遠のいてしまった~
中学生からの多読のコツ
けど、これが「正しい」多読の在り方のような気もした。
多読って、きっちり隅々まで本を読むのではなく、
自分が欲しい情報があるかどうかをたくさんの本にあたって判断して、
今欲しい情報がある本のみ熟読する
ためにあるのだと思う。
息子は「たくさん」の本には当たっていないけど、少なくとも私が用意した一冊は「違う」と判断したわけで、それはそれですごいことな気がした。
それにしても、息子の世代の情報の取り方、効率性の考え方に正直、脱帽。
日本語の習得という意味では、もう少しだけレールに乗せて走った方がいい気もしていたけど、本人が好きなことに日本語が必要ならという段階に入ったのかな。
と思いながら、息子が読まなかった本を読んでいる私(笑)
これがおもしろい!
10年間不登校で高校3年生で会社を興したという作者、「嫌なことから離れられるためには自立できる力、つまり稼ぐ力が必要」というのには大いに頷ける。中高生はもちろん、中高生のお子さんをお持ちの方、専業主婦の方にもお勧めです。
本の中に、「投資を学ぶのにお勧めのマンガ」というのがあったので、息子の日本語力向上のためには、懲りずにこれで次は攻めてみる!
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