先日、16歳の娘がどうやって漢字の難しさを乗り越えたかというインタビューを受けた話を書いた。
聞きながら、きっと、また何年かしたら、違うように日本語と自分の関係を捉え直す気がして、16歳の今を本人のみずみずしい言葉で映像で残したのはとても貴重なものである気がした。
そこで、今日は、13歳の息子の今を私の言葉で記録を残しておくことにした。
目次
中一の第二次嫌々期
小4,5年でピークに日本語(特に漢字)が嫌になった息子だけど、ミチムラ式漢字講座で漢字を覚えるコツを得た後は、また、それなりに補習校を続けてきた。
1年半前に日本に戻ってからは、フレンチスクールの授業に組み込まれている国語の授業を適当にこなしてきていた。フレンチスクールの学習量では足りないと判断したので、公文の国語も足して、だましだましやってきた。
でも、他の姉妹と違い、学校ではフランス語話者とばかり友達になり、日本にルーツを持つ友達とはあまり会わない様子。漫画は時々読んでいるけど、本は興味がありそうなものを借りてきて並べてもほとんど手が伸びない。
9月から中1の国語の教科書を授業が始まると、知らない漢熟語のオンパレードで、バイリンガルの子供が通る
中1の壁
に思い切りぶち当たっている息子。
「どうせやってもできないし!公文やめたい!」
という息子をなだめたりすかしたり、しかりつけたりして、量を減らしてもとぎらすことはないように、ほそーーーーーーーーーい糸でつないでいる状態。
息子自ら描いた今年の抱負
そんな息子が珍しく昨日、
「ママ~、昨日寝られなかったから、一気に今年の抱負を書いてみた。見て!」
と、なぜか英語で書いたA4 4枚分の手書きの紙を持ってきた。
まず、何語であっても自分から文を書く事がほとんどない息子なので、びっくりしながら読んでみて、内容にさらにびっくりした。
- 毎日朝晩デオドラントを塗る
- 歯磨きは毎日2回する
- 性に関するギャグは言わない
などと、日常生活の笑っちゃうのもあったのだけれども、
- 宿題を出た日にやる
- 時間がかかる宿題は計画的にやる
- Instagramは、コミニケーション以外には使わない
- 妹とできるだけ遊んであげる
- 自分のことができたら人を手伝う
など、感心するものもあり(しつこく言ってきてよかった!)
- 投資の勉強する
- 携帯電話を安く買って修理して売って儲ける
など、私が中学生の時には思いつきもしなかった事が書かれていた。息子はとにかく、小さい頃から「商売」に関心があり、どうやったらお金を儲けられるかということに興味持って、これまでもクレープを売ったりしてきたので、この子やっぱり起業家かビジネスマンになるのかなと思って眺めている。
13歳の息子と日本語
日本人の母としては、もちろん日本語の勉強をどうする気なのかが気になるところ。
最後の方~~に、あった!
- 将来自分が進むべき方向を決める。(テクノロジーか数学か、科学か、ファイナンスか)それに合わせて、日本語を続けるか、英語を極めるか決める。
ここまで考えているなら、日本語を続けるかどうか(やめるというより、休むというか、ペースを落とすという感じかな)をもう本人の意志に任せたらいいな、と思った私。
「そこまで考えているなら、自分で決めたらいいよ。」
という私に、
「でも、やめたら本当は悲しんでしょう。無言のプレッシャー感じる~」
という上二人(笑)。どんな選択をしていくのかな。
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