週末から3泊4日で家族でスキー旅行に行ってきた。今年は末っ子がスノーボードに挑戦したいと言い出し、家族全員で半日だけレッスンを受けること。いやー、何でも初めての時は、怖いし疲れる。
何よりも、座ったところから立ち上がるのが大変。全身に力を入れて起き上がろうとしていたら、先生から
ボードの真ん中を掴んで、そこを引っ張りながら立ち上がると楽に立てるよ。
とアドバイスをもらった。すると、あら不思議。ずいぶんと楽に立ち上がれるようになった。レッスン開始から5分でこのアドバイス。自分でやっていれば3時間くらいかけていずれは気づくことかもしれないけれど、5分で教えてもらうことで、すぐに次のステップに進み、ターンまで習うことができた。
先月に続き、今月第二回を予定している「漢字クラブスタートアップ講座」も、まさにこういうことをやろうとしている。
特別なことをやっているわけじゃない。時間をかければ、きっと誰でもできるようになること。ただ、
バイリンガル育児はとにかく時間が足りない
子どもはあっという間に大きくなる
と考えると、自分が通ってきた道を言語化して伝えることで、
後続のみんなは、3時間が5分で済み、もっと他のことに時間をかけられる
そんなふうになればいいなと思っている。
スタートアップ講座、第1回目で嬉しかったこと
2月23日に終了した第1回目。嬉しいことに、終了後に「第二回の前に申し込みたい」という連絡が入ってる。参加者の口コミのようで、とてもありがたい。
他にも嬉しかったことがある。
インターナショナルスクールの指導者が申し込んでくれたこと
校内研修の一環として申し込みがあったこと
日本で外国人子女教育に関わる指導者が参加してくれたこと
これまでとは違う層、違う流れで、同じ志を持つ人たちが集まってくれている。よくぞ見つけてくれた!と、嬉しい気持ちでいっぱいだ。
もう一つ嬉しかったのは、
シカゴで立ち上げた日本語教室の先生が参加してくれたこと。
友達と立ち上げた教室が、自分が去った後も続いていること。
すでに自分のことスラ知らない人がバトンを受け継いでいること。
そして、またこうやって接点ができ、お互い高め合えていること。
距離も時間も超えてつながれるのは、オンラインの時代ならでは。引っ越し続きで何もかもが中途半端に感じて泣いたシカゴ時代を思い出しながら、
何事も捉え方次第
と改めて感じている。
第二回の講座内容 3つの柱
第一回目の後、参加者にアンケートを取り、それをもとに第二回の内容を微調整した。そして、大きな柱は次の三つに決定。
① 別の場所での漢字クラブ立ち上げの実例紹介
② 「10歳の壁」「漢字が書けない!」を乗り越えるためのアクティビティ紹介
③ 参加者同士の交流タイム
場所が変わっても使える漢字クラブのメソッド
1つ目の柱は、東京で一緒に漢字クラブを立ち上げた同僚が、その後パリに引っ越して漢字クラブを立ち上げた実例の紹介。
私自身は東京で4年目となり、じんわりと、でも確実な効果を感じている。でも、海外でどこまでこのメソッドが通用するのかは、やったことがないので自信がなかった。
ところが、元同僚がパリで「自宅」「日本語教室」の両方で漢字クラブを立ち上げ、参加者から良い反響を得ている。なので、「どこでも応用できる!」と自信を持って、この講座を届けている。
第二回では、そんな彼女がその経験を披露する。具体的にどんな困難にぶつかり、どう乗り越えたのかを共有してもらうことで、別の場所で立ち上げる人たちにとっての「転ばぬ先の杖」になるはず。
「10歳の壁」「漢字が書けない!」を乗り越えるアクティビティ
第一回では、漢字クラブで人気のアクティビティを薄く広く紹介した。その中で、アンケートで「もっと詳しく知りたい」と多くのリクエストがあったのが、
漢字を分解・合成する力を養う「漢字ハンティング」
というアクティビティ。
これは、多くの人が諦めてしまう「10歳の壁」を乗り越えるために必要な力。第一回ではそこまで深く話さなかったのに、参加者の関心が高く、その勘の鋭さにゾクゾクした。
なので、これが第二回の2つ目の柱。
漢字クラブレベル1では、漢字の合成パターンを4つに分類することを学び、漢字ハンティングゲームを通して
「難しいと思っていた漢字でも、バラせば全部知っている漢字だった!」
「やればできる!」
と実感してもらうのがゴール。第二回の講座では、これをしっかり参加者に落とし込めたらいいなと思っている。
ここまで読んで、ビビッと来た方!この講座にあなたが探しているものがきっとあるはず。
今ならまだ、第一回を動画で視聴して、第二回からリアルで参加できまーす!