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2025年8月24日 by kaori horike

継承語としての日本語教育、続けるか迷ったら!

夏休み、フランスに帰省中。
今年は、一年日本の大学に留学してフランスに戻る娘とフランスに進学する息子と・・・子供たちが同時に旅立つ年。
家族最後の時間を味わいながら、フランス子育て時代の友達と会って、思い出話に花を咲かせたり、近況報告をしたり、ひたすらのんびりとした時間を過ごすことにした。

私の周りには、日本語を継承しようと頑張っていた友達が多く、この夏、改めて、そのことについて考えることになったので、後輩ママたちに向けてこのブログを書き残そうと思う。

どうして日本語補習校を辞めさせたの?

日本人が海外で子育てをする時、大抵の場合は日本語を継承させたいと思う。そしてその方法として「補習校に通わせる」というのが、これまでは、1番多い選択だった。ところが、これまでの補習校はあくまでも「日本に帰国する予定の日本人市場が帰国したときに困らないように日本語教育を行うこと」が目的だったため、現地生まれ、現地人たちの子供たちのニーズに必ずしも合っていなかった。学年が上がるにつれて、そのズレは大きくなって、大概、小学校中学年位で、子供は補習校に通うことに抵抗を示すことが多かった。

補習校に通うという事は、もちろん子供にとっても負担が大きいが、通わせる親にとってもかなり負担が大きい。それでも親は、10年20年先がある程度見越せるので、何とか騙し騙し子供を説得してできるだけ長く通わせようと、どの家も苦心していた。

今回会ったママ友の2人のお子さんも、そんな子どもたちだった。近所に住んでいたこともあって、ママ友とタグを組んで順番に送り迎えしていたので、子供達が最後、本当に補習校に行くのを嫌がっていたのをよく覚えている。そして、それでもご両親がなだめつつ、何とか小学校3年生までは補習校に通わせていたことも。

その彼女たちが大学生になって言う言葉が

  どうして補習校をやめさせたの?

なのだ。スイスのインターナショナルスクールに高校まで通い、その後は、カナダ、イタリアとインターナショナルな進路を選んでいるのだから、今更日本語にこだわる理由は特にないと思うのだけども。でも、国際的な場に行けば行くほど、彼女たちのオリジナルの部分「日本人」というところに焦点が当たるのかもしれない。言語とアイデンティティは密接な関係があるので、そこで日本語ができない自分に戸惑うのだろうか。

あの時点では、私のママ友は、最大限頑張っていたと思うし、彼女たちもあれ以上はできなかったと思うので、一旦補習校を辞めた選択は間違ってなかったんじゃないかなと私は勝手に思っている。その後、家庭教師をつけて、彼女たちのペースで今でも日本語を勉強しているし。

ただ、補習校というある程度

  強制力が働く環境
  ともに学ぶ友達がいる環境

というのは、貴重だ。もしそばにあって、親の努力で何とか通わせられるのであれば、できるだけ長く頑張ることをお勧めしたい。

小学中学年、できれば卒業レベルの国語力を目指す

我が家の息子も騙し騙し、何とか小学校6年生レベルまで日本語を何とか頑張らせたパターンだ。その後は、本人の希望で、英語にシフトした。

この辺の経緯に興味がある方は、このブログ↓

日仏息子、日本語ではなく英語を選ぶ
https://jf-bilingual.com/bilingual-ikuji/post-1319/

その息子も、大学進学を前にして日本語に興味が再びは湧いている様子。

この前も車の中でこんな会話があった。

息子「金沢弁ってどんな感じ?」
私「語尾を伸ばす感じなんだよね。何とかでぇ〜みたいに」

そのまま黙ってるからわかってるのかと思っていたら、どうやら「語尾」の意味がわからなかったらしく、携帯で調べていた。

そして、笑いながら言った事は、

「語尾って、全くその通りに書くんだね。言葉のしっぽ。ふふふ」

本人は何気なくやっていたけど、わからないい言葉があったときに、漢字でどう書くのかなって考えたり、漢字を見て意味を類推しようとすることって、日本語を理解したり、語彙を増やしたりするときにどうしても必要なこと。これを自然にできるには、やはり小学校中学年から高学年レベルの漢字力が必要だと思う。
なので、継承語教育で目標設定に迷ったら、まずは小学校中学年、できれば卒業レベルの国語力を目指すことをお勧めしたい。

言葉とアイデンティティ

さて、その息子。大学進学前の夏休みの今、学校が用意したインスタを通して、他の新入生のプロフィールを覗き見している。先日、うれしそうに話しかけてきた。

「香港から1人、日本人が来るよ。やった!日本語で話せる」

息子はフランスの大学に進学するが、授業は全て英語で行われ、全世界から学生が集まってくる大学だ。そんな進学先を選びながら、日本語で話せる友達がいることに心強さや喜びを感じる姿に、私の方が少し意外な気持ちになってしまった。

冒頭で紹介した女の子たちのように、国際的な場に行けば行くほど、自分のルーツを強く感じることになるのかもしれない。

 

日本語ができれば、中国語や韓国語は簡単

そんな息子、大学では中国語を取るそうだ。Duolingoを使って中国語の勉強を始めている。簡体語を使うこともあって、日本語の漢字とは多少違うが、それでも読み方は似ていたり、書き順などの基本は同じなので、スイスイ進んでいる。日本語との違いを楽しみながら勉強している様子だ。

そういえば、大学で韓国語をとった娘もハングル語は日本語のひらがなと同じ考え方だし、似てる語彙もたくさんあるから簡単だと言っていた。

フランス語と日本語という言語距離が、遠い2つの言語でバイリンガルになるためには、小さい頃とても苦労したが、大学生位なると、いろんなことが2倍速3倍速で身に付く様子でほんとにうらやましい。

ということで、もし継承語としての日本語教育を続けるのが辛いなぁと思っていた、この話を思い出して、もう一踏ん張りだけ頑張って欲しいなと思う。それでも無理な時はあるからその時は一旦引き下がるのも大事。息子の例からわかるように。それでもやったことは決して無駄にならないので、あせらず、たゆまずできるところまでやることがオススメ。

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