前回、公文式のデメリットについて書いたので、今日はメリットの話。
目次
集中しやすいしくみ
初めて見学に行った日、まだ教室が開く前で、小学校低学年くらいの子供たちが数人、外で大はしゃぎしていた。
このまま教室に入って、勉強モードに切り替えるのは大変そうだな、学校ではなくて習い事となるとなおさら、と思った。
ところがどっこい!教室に入ると話をやめ、1分後にはそれぞれ席を離れて自分の学習を黙々と始めたのだ!
これは本当にすごいこと。
この秘訣はなんなのだ!と、全力で観察(笑)
で、わかったのは、
教室に入ってからの行動をルーティン化、徹底的に躾けてること
子どもたちの動線に沿って、荷物置き場、プリントファイルの配置、机の配置などが環境が整備されているし、
先生のところに持っていくときのプリントの並べ方、点数の記録の仕方等、ルーティンは細かに決められていて、
最初の時に徹底的に指導しているのだ。
だから、子供たちは、余計なことに気を紛らわさずに
来たら、すっと学習に集中
できるのだ。
それから、もう一つのコツは、
時間を測り、記録すること
5枚のプリントをやることになっているのだけど、必ず最初の最後の時刻を記入させる。
これが家でやっているときも効果的で、途中で気が散りそうになっても、時間を測っていると思うと耐えている(笑)
学習の習慣がつきやすいしくみ
週に2回、公文に通い、そこでプリントのやり取りや間違い直しをするが、それ以外も基本的には毎日5枚、家でも勉強をする。
この
毎日決まった枚数、定期的に通う
というのは、学習習慣をつけるのにはとてもいい。
毎回、内容や量が違ったりすると、その度に子供は学習以外のところに「意志力」を使うことになる。で、億劫になってしまう。
やや無味乾燥しているかもしれないけど、やっぱりコツコツ積み上げていかないと!
子供のレベルにあった問題
というのもやはり大事。難しすぎたら続かない。
ただ、簡単すぎても飽きてしまうし、前回書いたように勉強しているようでなっていないということにも。
この辺まで見てくれることを公文の先生に期待するのは難しいかもしれない。
特に時間の制約があるバイリンガルの子供たちは、親がこの部分はチェックして、先生に働きかける必要があるかも。
バイリンガルの子供にとって公文はいい?
私の結論は、
毎日半ば強制的日本語に触れる時間を作る習慣がつくのでよい
ただし、
問題はやや繰り返しが多すぎるので、全部をきちんとやろうとしすぎないこと
進級テストはかかった時間や落ち込んでいる技能に引っ張られず7、8割くらいで次に進めてもらうことを
親が気を付ける
それを認めてくれる公文教室を選ぶ
といいと思う。
あとは、公文式はあくまでもアウトプット<インプット
今注目を浴びている表現力や思考力アップ以前の基礎学力(読解力や語彙力)をつけるもの。
うちの当初の目的
日本語の語彙補充 ⇒ 〇
いろいろな読み物を読んでほしい ⇒ 〇
もっと文章を書く機会を増やしたい ⇒ △ 基本穴埋め、例文の書き直し。
要約の練習をさせたい ⇒ △ 中学レベルかららしい。
をそれなりに満たすと考えて受講を決めた。
次回は、特に気に入っている国語の問題について!乞うご期待!
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