漢字がたのしくなる本ワーク⑤
【お勧めの人】
- とことん読める漢字を増やしたい子ども
- 論理的にものを考えるタイプの子ども
- 形成文字って何?と言われてもうまく説明できない親、先生
- 学年配当の漢字とか教科書とかを忘れて漢字でとことん遊ぶ勇気がある親、先生
【お勧めレベル】
5 / 5(1:やめた方がいい 3:可もなく不可もなく 5:強く勧める)
【主な内容】
一言で言うと、4巻で大体つかんだ形声文字の仕組みをもとに、
漢字の「音」でとことん遊んで、体得しよう
という巻です。
① 漢字の十字路
② 形成文字カルタ1~象形文字が音記号
③ 形成文字カルタ2~会意文字が音記号
④ 形成文字カルタ3~今では漢字として使われないものがと音記号
という構成で、
漢字の大部分を占める
形声文字は、意味を表す部首と音を表す音記号でできているという仕組みを復習、ワークやかるた遊びを通して、
簡単な音記号から難解なものへとスモールステップで
身に着けていく。
この巻に本腰入れて取り組むなら、別売りの
が必須。
例によって、以下、マルチリンガル漢字指導法研究会が対象とする「海外で学ぶこども」と掛け合わせながらの内容の紹介と所見を(⇒の後)
漢字の十字路
⇒形成文字の仕組みを目で見て分析的に捉えられていい。4巻の復習になると思う。
形成文字カルタ1~3
⇒子どもが覚えやすい「音記号」からスモールステップを踏んで教える、遊べるのがとてもいい!カルタ遊びと言われても、いきなり108並べられたらうっと来る。
⇒それぞれの章で紹介される「音記号」を体得するためのワークもすごくイイ!
それに、いろいろなカルタの遊び方が紹介されていて、どれも試す価値あり!!
最後に個人的な感想。
小6の息子とやりたいワーク、遊びが満載な本
だった!
とはいえ、学校の授業で課される漢字テストの勉強と2月受験予定の漢検の勉強とで、なかなか時間が取れないだろうな。海外でも補習校の授業で扱おうと思うと、別の何を削るかというところで勇気がいると思う。
私自身が知らないこともいっぱいあったので、まずは自分が楽しんで、息子の漢字勉強の時に豆知識を小出ししていこうかと思っている。
でも、
今までの漢字指導の方法に限界を感じている人
学年配当漢字にこだわらなくていい環境にいる人
は、迷わずじゃんじゃん試してほしい!
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