by kaori horike
2021年4月から6月にかけて、Learnjapanで、3回にわたって行った
「子どもがノリノリ! 奇跡の漢字リズム音読法セミナー」
最終回開催から2ヶ月たったので、希望者を募って雑談会を催した。夏休みの終わりということもあって6名の参加だったけれども、和気あいあいと皆さんの使い方や困り事をシェアすることができて、とても有意義な時間だった。今日はその報告というか、私が勉強になったことの備忘録。
目次
などなどの理由で、「家庭内でリズム音読を習慣化したいけれども難しい」という声があって、「わかるわかる!」と思いながら聞いていた。
参加者から、「必ず成果をあげようと思わず、親が読んでるだけでも、聞いていないようで聞いていて効果がある」という経験談のシェアがあり、なるほどと思った。子どもが気が向かない時は、聞こえよがしに読むだけという時期があってもいいよなぁと。
親子でありがちな衝突には「ぬいぐるみ」や「キャラクター」が効く!というのも、学びだった。劇のように、嫌なセリフはぬいぐるみに言わせたりするらしい(笑)。
最後に一番どしんと腹落ちしたこと。勉強の終わりに「一緒にやってくれて嬉しかったよ。」といった前向きな言葉をかけてあげるという話。「勉強したら、〜あげる」みたいなのはいただけないと思っているけど、こんな褒め言葉ならどんどんかけてあげたい!
補習校で新出漢字すべての漢字にやろうとすると、やはり、教師も生徒も苦しいという話が出てきた。どうしても、良いものはすべてのものに取り込もうとしてしまう気持ちは痛いほどわかるのだけども、全部には使おうと思うと、重くなって、子どももアップアップになったり飽きてきてしまうと思う。なので、私は、軽重をつけて、読みが多い漢字だけ漢字リズム音読を取り入れるなど工夫していることを伝えた。
参加者の中には、結構、中高生のお子さんとの学習に使ってるっていう話があった。うちの中2の長男もそうだけれども、長さや語彙のレベルも適切で、忙しい中高生と毎日15分ぐらいやるのにちょうどいいのだ。だんだん話してくれなくなるこの時期、出てくる語彙から会話が発展するというのも大いに頷いた。
「外国語」に近い形で学ぶ子どもたちにも使えるという話も出てきた。
まずは、日本語の発音に口が慣れていなくて、日本語を発すること自体に苦手意識が芽生えてしまっている子どもでも、ついて言わせるだけなら抵抗感が減って、発声の機会が増し、効果があるという話があった。
それから、教材をそのままは使えないけれども、
など、テーマごとにリズム音読を作るとかなり使えるという話だった。私も今年クラスで取り入れてみたい!
というわけで、皆さん、私も含めてまだまだ試行錯誤中だけれども、手足を動かして一生懸命進んでいる姿に、励まされた。皆さんにとっても、雑談会が、ちょっとしたコツを見つけて、今、行き詰まっているところの先に行くきっかけになっていますように。
ちなみに、セミナーは終わってしまったけれど、動画は今でも購入可能。また不定期に、フォローアップ座談会も開催する予定なので、興味がある方は、↓から。