子供の成長には、
飛躍の瞬間
というのがあると思う。
教育に携わっていて、これを間近で見れる機会に恵まれている。そしてこれが好きで、この仕事を続けているのだと。
昨日の夜、娘が、初めて「文」を日本語で読んだ。
私がPTAの仕事でパソコンに向かっている横で、
「早く読み聞かせしてよ」
と愚痴りつつ待ちきれずに、読み始めたのだ。
これまで、私に背中を押されて、単語をたどり読みするのが精一杯だったのに、読んでみたら、すらすらと読めて自分が1番びっくりした様子。
私が思うに、娘が読もうと思ったきっかけは3つ。
1つ目は、暇で退屈な時間があったこと。
これ、意外に大事。ついつい、いろいろ新しいことさせちゃいたくなるけど、やっぱりボーとして、退屈しないと、なんか新しいことやろうって気にならない。自分自身も含め、こういう時間作らないと。
2つ目は、別のことで自信をつけたこと。
この日、娘と同じ年の英語が優位なお子さんを家で預かった。英語にコンプレックスがある娘は、最初は、日本語で通していたのだけど、どうしても意思疎通が難しい場面が続き、仕方なく英語で。学校でも、英語スピーカーとは距離をおく娘なので、私は娘が友達と英語を話すのを初めて聞いた!
意外としゃべれるんだ!
と、私のみならず、本人も驚いた様子。そして、自信に。
その自信が別のことにチャレンジするエネルギーになった気がする。
3つ目は、「何かを学ぶ時は少しずつステップアップしていく」ってことを学んだこと
2,3日前に読んだ本から学んだこと。
「まいにち いっしょうけんめい べんきょうした、オニのぼうや。
さいしょは すこしずつ ことばが よめるようになり、つぎに なんとか ぶんが よめるようになり、 さいごには おはなしぜんたいが、すらすらと よめるように なったのです!」
私
「〇ちゃんと同じだね。字が読めるようになって、今は言葉が読めるもんね。
次は文だね。」
娘 「文って何?」
私 「〇から〇まで。いっぱいの言葉が入って、ちょっと長いでしょ?」
なんて会話をしていたのがよかったのかな。
躓いたり、伸び悩んだりして苦しんでいる姿を支えていると、ある時、風に乗る瞬間
というのがある。そんな時
機を逃さず、一押し
してあげれば、ぐんと子供は伸びる。
伸びゆくもののそばにいて、それを見守れるって本当に幸せ。
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