読み書きができるバイリンガル育児

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2020年11月4日 by kaori horike

ブックレビュー ハワイ生まれの漢字リズム音読

またまた、漢字指導に関する本の紹介。

リンク
  • この本を手に取った理由
  • この本ができたわけ
  • この本の仕組み
    • 値段
    • 網羅されている漢字、読み方
    •  並び順
    • その他の特徴
  • 著者(小野ふじ子さん)のセミナーで学んだこと
    • 子供の実態に応じてアレンジできる、する!
    • 補習校でも個別オンライン授業でも使える
    • 毎日15分、子供に親が付き合うという事
    •  
  • 使えるようになるまで

目次

この本を手に取った理由

漢字の習得には、「形」「音」「意味」の三つを融合させていかないと定着しない。形だけ覚えても、音が伴わなければ記憶にとどまらないし、そもそも使えない。音を覚えても、その漢字がもつ意味を理解していなければ、色々な熟語の中でつかうという応用が効かない。

だから、これまでこの3つの要素を融合しながら、教えるように努めてきたのだけど、海外で教えていた時に感じたのは

  三つを同時にやる事は、子供にものすごく負担が大きい

ということ。なので、要素ごとに分けて

  スパイラルに何度かあつかった方が結果的には定着する

のではないかと。

この本は

  「音」に思いっきり焦点を当てた数少ない教材

なので、前から気になっていたもの。

 

この本ができたわけ

この本が「音」に焦点が当たっているのには訳がある。

それは、この本の著者、小野ふじ子さんは、ハワイの補習校の中学部で教えていた時に由来する。彼女は、びっしりとふりがなが振ってある生徒の教科書に驚いたという。

忙しい中にする親御さんの負担を少しでも軽くしたい
せめて漢字を読めるようになって読解してほしい

という思いでこの教材を開発されたのだ。

この本の仕組み

値段
  • Kindle版 3900円
  • PDF版  50ドル+paypal手数料 直売:kanji.rhythm.ondoku@gmail.com
  • セミナー受講者(案内は一番最後)は、PDF版 39ドル+paypal手数料

PDF はドル建なので要注意!でも、PDF購入後、メールで著者のフォローアップが受けられる!

個人的には、PDF版が以下の点でお勧め!

  • 目的のページを押すとそのページに飛べるので使い勝手がいい。
  • 色がきれいで見やすい。
  • 後日、訂正や新情報がもらえる。

(このブログ『読み書きができるバイリンガル子育て』を見たと伝えるとスムーズ)

網羅されている漢字、読み方
  • 1~6年生までの漢字の読み方音読み訓読みが全てが網羅されている。
 並び順
  • 学年配当漢字ごとに、「訓読み」「送り仮名のある訓読み」「音読みのみ」「音訓両方の読み」の章立てでそれぞれ音節数に従って学年ごとにに整理されている。

 

その他の特徴
  • ラップ調のリズムにのせて覚えられるしくみ。(本の中にQRコードがあり、YouTubeに飛ぶ仕組みになっていて音も聴ける)
  • 言葉の選出規準は、「お母さん目線で知っておいてほしい言葉」
  • 言葉に関係がある絵があり、語彙理解を助ける。

 

著者(小野ふじ子さん)のセミナーで学んだこと

著者の小野さんは最近私がファシリテーターを務めるマルチリンガル漢字指導法研究会の仲間になってくださったので、早速、定例会で発表していただいた。そこで学んだこと。

子供の実態に応じてアレンジできる、する!

この本はすべての読み方が網羅されていること、長期的に考えて必要な難しい熟語、慣用句などが盛り来られている分、量は膨大で、初めは、ウっと来る。

おそらく、いきなり全部やろうとすると、挫折する。
なので、セミナーで、具体的に、「ここから始めたらいいよ」「難しければ半分ずつ」などのアレンジの方法を聞けたのはよかった。
そして、何よりもこの本を盲目的に使うのではなく、

慣れたら自分で、または子供たちと作ってみてください

というのが、個人的には、腹落ちした。
どんなにいい材料、レシピをそろえても、最後の塩加減はやっぱり自分で、食べる人に合わせて決めないと!

そんなアレンジのヒントをもらえた!

補習校でも個別オンライン授業でも使える

セミナーでは、補習校などの集団授業で使う場合と、オンラインレッスンのような個別で使う場合を小野さんの実践例を交えて、お話しいただいた。

集団での唱え方
かかる時間の目安
先生と親の違いに合わせた支援法

等がとても勉強になった。

毎日15分、子供に親が付き合うという事

教材そのものとは直接関係しないのだけど、このセミナーで個人的に一番衝撃的だった言葉は、

海外で子供に漢字を習得させたいと思ったら、

一日15分くらい親が子供に付き合わないとね、それは無理。

という言葉。私もそう思うし、そうしてきたけれど、改めて背筋がピンと張る思いがした。そして、保護者に対してもこれくらいきっぱり言わないとダメなんだと、学んだ。

使えるようになるまで

正直、キンドルで見たときには、あまりピンとこなかった私。でも、

PDF版を手に入れられて紙で見たこと(著者直売)
定例会で著者自身が実践例を紹介してくれたこと

急に自分の子供や教室で使うアイデアが降ってきた~

次回、我が家の実践例を記事にします~!

 

以下、セミナーの案内です。

https://www.learnjapanonline.com/kanjiondoku-seminar/

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