漢字「書き」に挑戦し始めた小一娘。先日、100字位の書きの練習を一通り終わらせたので、どのぐらい書けるようになったか、確認のために「テスト」してみた。と言っても、それは私にとってのテストであって、娘にはテストとは言わず、プレッシャーを与えないようにした。
その結果、習得率が半分だった事は、下の記事に書いた。
https://edu-kachan.hatenablog.com/entry/2020/08/27/061654
はじめは、わからなかった漢字は一覧表を見ながら、書き込ませようと思っていたのだけど、あまりに多いのでこれでは嫌になるかなぁと思って、後日別の方法を試した後に戻ろうと思っていた。ところが、
の仲間に
漢字を書く前に、101字漢字かるたの中から選ばせたら、もっと高得点が出たのでは?
というアドバイスを受けて、気持ちを取り直して
カルタを使った間違え直し
をしてみた。普通、子どもが嫌がる間違い直しを楽しくできたので、紹介する。
目次
やり方
- できなかった漢字のカルタを101カルタから抜き出し、1枚1枚読み方を確認しながら並べる。
- 問題の本文を一度通しで読む。
- 一字一字、ゲーム形式でわからなかった漢字のカードを探す。
- 見つけたカードをよく見て自分なりに唱えてから、見ないで書く。
- できた文字に特別な印でマークしてあげて数を一緒に数える。
- 子供の疲れ具合を見ながら、1日に扱う数を調整する。
- ご褒美を共に楽しむ。
指導のポイント
- できなかった漢字のカルタを101カルタから抜き出し、1枚1枚読み方を確認しながら並べる。
何度でも復習の機会捉えて「読み」の確認をするのは大事。8割方わかると本人も嬉しいので、喜んで声を張り上げる。できなかったものは並べずもう一度カードの束の後ろに戻してもう一度やるといい。
- 問題の本文を一度通しで読む。
前回、書けるはずの漢字が書けなくてあれっと思ったのだけど、このステップを飛ばしていたことに気づいた~。問題文をしっかり読むって、当たり前のことだけど、まだテスト形式に慣れていない小1の娘にはここを丁寧に扱う必要があった!テストの形式に慣れるためでなく、漢字を文脈の中で覚える、使えるためには、こうした丁寧なケアが必要だった。反省。
- 一字一字、ゲーム形式でわからなかった漢字のカードを探す。
これが、みそ!一緒にカルタとりのように、「戦って」あげるだけで、もう子供は楽しいのだ。
- 見つけたカードをよく見て自分なりに唱えてから見ないで書く。
ここで、見ないで書かせることは大事。
- できた文字に特別な印でマークしてあげて数を一緒に数える。
どうでもいいことのように感じるが、子供にとっては丸の一つ付け方で気分が上がるので、こういう小技はできるだけ使ってあげるといい。今回は、★マークにした。
- 子供の疲れ具合を見ながら、1日に扱う数を調整する。
今回は3回に分けた。子供によってこの辺は違うのでうんざりする前にストップすることが大事。
- ご褒美を共に楽しむ。
やっぱり、書くのは子供にとって負担らしく、「漢字の勉強はいいけど、書くの以外!」と言ってきた(笑)なので、ご褒美の人参を釣るしてあげるのも大事。
今回は、本人が前から見たがっている映画のチケットにしたけど(漢字のワークシリーズ①をやりきることになるので)、工夫次第でお金のかからない、でも、親子のきずなも深まるようなご褒美を見つけるといいと思う。例えば、
リクエストのおやつ、夕飯メニューに答える
など。でも、子供にとっては、
勉強するときに横にいてあげること
やり方がわからない時にヒントをあげること
その子の伸びを看取って褒めてあげること
が十分ご褒美だったりする。
気づいたこと
テストをしたことで、覚えようと言う意識が働いている!
冒頭に書いたように、本人には「テスト」とは言っていない。けれど、どのぐらいできたか数えたので、本人は書けなかったことを悔しくは思っていたようだ。それで、良かった事は、書けなかった漢字を自ら覚えようとしていることをすごく感じること。「覚えている漢字」と「覚えてない漢字」をすごく意識しているのがわかった。
テストに嫌悪感を抱かせない工夫は大事だけど、やはり節目節目でテストというか、定着度を親子共々確認しながら、前進することは大事と感じた。
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