日本の国語教育で辞書に出合うのは、小学校3年生。なので、まだ早いかなぁと思っていたのだけれども、
マルチリンガル漢字指導法研究会
learnjapanonline.com/multilingual-kanji/
で出会った、輝美先生のご指導のもと、娘は国語辞典に出合うことになった。
因みに、輝美先生は、
深谷圭助先生の辞書引き http://www.jishobiki.jp/
から学ばれたようです。
そのスモールステップの指導と娘の変化があまりに素晴らしいので、たくさんの人とシェアできたらと思う。
目次
スモールステップで国語辞典に親しむことから
国語教育で3年生に辞書を使うのは、辞書の本来の目的
わからない言葉を引く
ために、五十音に沿って言葉を調べていくのに、小3程度の発達段階が必要
だからである。
でも、輝美先生は、その前にスモールステップを用意する。まずは、
- 辞書を無造作にパタンと開き、そこで知っている言葉を1つ見つける
- そこにその言葉を書いた付箋をはる
- 言葉の下に書いてある解説を読んでも読まなくてもいい。
学習の過程を可視化する
付箋を貼る
というのが、子供には目に見えて、自分の頑張りが見えるので、やる気をそそる。
- 通し番号を付ける方法、
- 5枚ずつ先に付箋を用意して、裏表紙のところにつけておく
というのも、継続した学びを支える仕組みとして素晴らしい!
目標を設定する
授業の中で一緒にやれる数はたかが知れているので、それを家庭学習で展開してもらわないといけない。
で、輝美先生のアドバイスは、
1000枚達成したら1000円分のプレゼント
これ、見事に「馬ににんじんをぶら下げる」感じで効いている!
娘は、何をもらうかの方にばかり、気が行きがちですが(笑)
少しずつレベルアップ
そして、1-2か月のウォーミングアップの後、
目的の言葉を探す活動
へ。ここでも、わからない言葉を調べるのではなく、
しりとりで出てきた言葉をみんなで探す
というスモールステップぶり!
これがすこぶる楽しそうな娘。
子どものつぶやきを見逃さない
そうこうしているうちに、
でも辞書ってわからない言葉ひかなきゃ、意味がないんじゃ?
と娘が言い出した。
なので、これはチャンス!とばかりに飛びつき、
いいことに気づいたね!
じゃあ、今度、わからない言葉が出てきたときに調べようね!
とした。
今朝、久しぶりに手書きの手紙を書いていたら、一瞬「追伸」の「シン」の漢字に不安がよぎった私(汗)
大げさに、「この字、どうだったかな?」おもむろに、娘の横で辞書で調べ始めたら、
私が引いてあげる!
と言って調べてくれた。
ママも手伝えたし、
解説読んで新しい言葉覚えたし
と喜んで朝、学校へ出かけた。
いい先生に出合えて有難いけど、最後の一押しは
やっぱりそばにいる親
だよなぁと思う。
いっつも、朝はバタバタして余裕がないけど、子供の伸びる芽をうまく支えて、寄り添ってあげるくらいのゆとりはもたないと強く思ったのでした。
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