ズバリ! 「音訓読みを小学校1年生の時から導入した方が良いか」という「先生」のお悩みについて今日は書きたいと思います。 1年生から音訓読み導入は早い? 先日の私がファシリテータを務める「マルチリンガル漢字指導法研究会」で海外補習校で教えるメンバーから 「音訓を小一から導入したら、保護者から難しすぎると苦情が出た」というお話をいただいたから … [もっと読む...]
魔の11月を乗り越えるほっこり話
学校現場ではよく「魔の11月」と言って、11月にはいろいろな問題が起こりやすいことを表現する。私の尊敬する先輩先生は、「4月から学校が始まり、半年以上が過ぎると、いろいろな歪みや緩みがこの頃に表面化する」と教えてくれた。今、インターナショナルスクールで働いていて、9月学校始まりだけども、やっぱり11月は何かと自分の気持ちも落ち込むし、学校でも軋轢が起きやすい時 … [もっと読む...]
算数から見えた隠れた学校文化 フランス式と日本式
前回、我が家と私の教師経験から、二つの国の算数の教え方の違いのざっくりとした説明を試みた。 今日は、勤務校で算数を教え始めて、思い出した我が家の上2人の小さかった頃のエピソードを紹介したい。 WISCのテストを受けた時の話 長女が2年生の時、息子が幼稚園の年長さんの時の話だ。特別支援教育の勉強をしていた同僚から、WISC試験の実施者としての経 … [もっと読む...]
算数の教え方、フランス式 と日本式
前回、フランス政府が主催する数学オリンピックで息子が好成績を収めて驚いた話を書いた。それで、改めて、算数の教え方について、振り返ることにした。2年前から、勤務校で算数も教えるようになったので、色々と考えること、迷うことも多く、その経験も織り交ぜながら振り返りたい。 フランス式か日本式か、子供によって適している方法は違う うちの上2人は、完璧な … [もっと読む...]
息子の数学力はどうやって育てた?
今年の5月、同僚のフランス人教師から、「息子さん、数学オリンピック(Les Olympiades nationales de … [もっと読む...]
フランスのサマーキャンプで養われる力とは?
我が家は夏休みフランスに長期帰省する。その時、子供達は1週間単位のサマーキャンプに放り込む。バカンスが長いフランスはこの手のサマーキャンプの選択がたくさんある。乗馬、登山、ボート、スケートボード、クライミング、キャンプ体験・・・など。両親が働いていた夫は、小さい頃から毎年このキャンプに行くのが当たり前で、毎年、2つくらいは行っていたみたい。小学校1年生くらいか … [もっと読む...]
日仏バイリンガル20歳からみたバイリンガル
フランスに進学していた娘が東京の我が家に戻って1年間過ごすことになった。娘のプロフィールを簡単に話すと、2年前に東京国際フランス学園でOIB(BFI)を日本語で取得したちフランスに進学していた。OIB(BFI)はCEFR規準でC1ーC2レベルの実力を認められた場合に獲得できるので、娘はバイリンガルの中でも「読み書きができる」「均衡型」バイリンガルと胸を張って言 … [もっと読む...]
そうだった!漢字指導研究を始めたわけ
マルチリンガル漢字指導法研究会のファシリテータを始めて6年目となる。 結婚してから、夫の転勤に伴って強制終了させられることが多い人生だったので、私としてはかなり息の長い活動だ。 自分なりには漢字指導法を身につけ、今は、後輩の皆さんにバトンをどう渡すか、「追究」から「発信」へと舵を切り始めたところだ。 振り返ってみると、漢字指導法を究める必要があると強く思った … [もっと読む...]
やっとわかった!漢字の音訓を分けて指導する意義
漢字には、日本の読み方である訓読みと、中国から伝わってきた読み方である音読みの2つがあるのは皆さんご存知の通り。日本で育っていれば、日常生活でこの2つを同時にいろんな言葉から吸収していくので、気づけばこんなことを意識もせずに使い分けている。でも海外で育つ子供にはかなり難しい。「どうして、1つの漢字に2つ以上の読み方があるのか」しかも、同じ音の漢字がいくつも出て … [もっと読む...]
2023-24年の漢字指導を振り返ってみた
今年度も、勤務校である東京国際フランス学園のSIJ(日本語セクション)、いわゆる「イマージョンクラス」を受け持つことができた。日本式に言うと、小学校3、4年生を対象にしたクラスを2クラス教えた。この学年は、私がファシリテーターを務めるマルチリンガル漢字指導法研究会で、漢字のレベルを「ホップ」「ステップ」「ジャンプ」の3つの段階に分けている中の真ん中、「ステップ … [もっと読む...]