道村先生の第3回目のセミナーは、参加者のいろいろな疑問に答えるという形で、いろいろな漢字指導のアイデア、コツをゲット!
道村先生の話し方がうまいので、その場ではひきつけられて聞くのだけど、メモを取っていても意外と思い出せない。今回Zoomというアプリを使っての遠隔セミナーだったのだけど、これはあとからビデオを見れるのでいい。教育の形もこれからどんどん変わっていくのだろうな。
- 高学年で漢字に躓いている子、どこまで遡る?
漢字の部品を思い出す意味で、2年生あたりをささっと復習するところから始める。高学年でもう無理!って思っている子には、「部品が登場する学年表」を見せて、新しい部品は低学年に多いこと、これだけ覚えればいいんだということを理詰めで教えて、気持ち的に楽にさせてあげることが効果的。
- 音読みのマスター
漢字単体で覚えても仕方がないので、その漢字を使った熟語を覚えていく必要がある。「どんな言葉があるかな?」「あ、思い出した!」とか言いながら、家にホワイトボードを用意して、思い出した時に子供や親が書き込んでいくような場を設定していくといい。演技派になって、「あーー、あった!」とか言いながら親が書くもよし!ただし、勉強っぽくならないようにして言葉集めをするのがポイント!
- 日常生活の中で意識
普段の生活の中で、どの漢字を使うか、漢字タイトルの言い方に親子で慣れ親しんでいく。例:「ひらくのかい、と、あうのかい で、開会だよ。」
- 漢字は意味のあるものの組み合わせっていうことを意識づけるための遊び
「夜に営⇒コンビニ!」「夜に響⇒いびき」みたいな感じで、たまには、デタラメ漢字づくりの遊びをする時間を取り入れてもいい。
- 楽しみながら漢字の書きの復習する方法
「この部分を持つ漢字をいくつ思い出せるかな」「同じ音の漢字を見つけて熟語を作ってみよう」などと、部品や同音でつなげる活動を取れ入れるのもよし。「視覚障害者の漢字学習 常用漢字総索引集」の「同じ部品をもつ漢字」は参考になる。でも、これは教師の虎の巻であって、子どもたちは自分で見つけること、探し出し、書きだすところが楽しく、学びがあるところ!
先生から色々出されたけれど、その通りだなと思ったことを最後に!
「アイデアは自分で考えなさい!目の前に子供がいて何とかいい方法がないかなと思っていると思いつくんですよ!思いつかなかったら、子どもに聞いてみなさい!」
確かにそうなんだよなぁ。私も誰かを受け持つとずっと、公私の境なく、考えてしまう。そしたら、思いつく!それがうまくいくときと行かないときがあるけど、うまくいくと「これぞ教師冥利に尽きる」と思うもの。
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