フレンチスクールの6歳の娘の先生と面談をした時のこと。
彼女が達成した項目を示す表を見せながら説明してくれた。
ひも通し
形の並び替え
文字の認識
など、実際に手や指を使って学習する内容がずらりと並んでいる。
そして、殊更に強調して、
「もちろん、iPadなどを使ってますよ。でも、私は、小さい子供たちにはまだ電子機器より、実際に手先を動かすことの方が大切だと思うのです。ビデオより、教師と対話しながらの読み聞かせとかも。」
と説明してくれた。私も夫も全くもって意義がないので、
「はいその通りだと思います。」
と言ったら、びっくりされた。
なんでも、アメリカ人家族は、幼稚園にいる時からどんな最新IT器具を使っているかという事を聞くらしく、伝統的な手法を好まないからだと言う。
確かに、学校ツアーに参加していても他の保護者から必ず上がる質問は
どの程度IT機器を導入しているか
なので、アメリカ、保護者の関心はそこにあるのはよくわかる。
今回、公立学校を6校回りながら、どの程度導入されているかを見てみた。
どの学校でも、各クラス、スマートボード、書画カメラが普通に置かれている。
中学生になると、1人1台Chromebookを持たされている学校もあった。
うちの中学生になる息子と娘も、それぞれ1台ずつ貸与されていて、課題の提示も、提出ももう電子データでほとんどやっている。
中には、何に使うんだろうというものも ↓
私自身は、IT機器の導入は積極的にやるべきだと思っている。
けど、当たり前だけど、要は使い方。
アメリカの学校でも、日本でいう黒板(模造紙大の紙のロールを使っていることが多い)を使って、
デジタルとアナログをうまく掛け合わせている
先生も結構多い。
日本の板書指導は、ある意味卓越しているから、磨いた板書技術とデジタルを掛け合わせたら、もっともっと良いものになるんじゃないかなと思う。
でも、最初からうまくいくはずはないので、試行錯誤をすることから。そのためには、
ものがないことには始まらない
あとは、
試行錯誤する気持ちと時間のゆとりが必要
だなと思う。
よく日本の学校は、IT化が遅れてるとか言うけど、先生たちにその2つを保証しないで、いろいろな雑用を押し付けて、もっとイノベーションを言ってもそれは無理だと思う。
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