昨日、子供の通うフレンチスクールで、
中等教育修了認定証(Diplôme national du brevet)
についての説明会に出席。
平たく言うと、
中学校終了時に、それに相応する実力を身に着けています
ということを国家が認定する試験で、義務教育の集大成として全員が受ける。
これが、ここ数年、変革に変革を重ねているらしく、日本人である私はもとより、フランス人にとってもわかりにくい。
大雑把に、昨日私が理解したことを挙げておきたい。
- 中学最終学年の内申点(400点)と年度末の実力テスト(400点)の合計800点のうち、400点を獲得できれば認定。
- 高校卒業時に認定されるバカロレアの練習のような位置づけで、資格としてはあまり価値がないが、フランスの子供たちが初めて出会う大きな試験。
- 年度末の実力テストは筆記と口頭の両方がある。
- この実力テストは、5.6月にそれぞれ1-3時間におよび、4日間に分けて実施される。
- 模擬試験が2月に行われる。
- バイリンガルであることの証明であるオプションとしての英語(DNBi=Diplôme national du breveti international )は、口頭試験の実で英語50点、英語で地歴50点の合計、100点でカウントされ、それぞれ最低25点ずつ獲得する必要がある。
- オプションは合格すれば、「英語のオプションも合格」にような添え書きが認定証に付与されるが、合格しなくてもフランスの認定証自体には何の影響もない。
私の感想、疑問は…
- 中学生から口頭試験も課せられるのか!
- 今までは「結果主義」「一発勝負」だったこのテスト、内申点=一年間の子供の学びの軌跡を見てくれるようになるのは、いいこと!
- ブルべに日本語のオプションもあるのか?
笑ってしまったのは、質問タイムでフランス人ママたちが…
「模擬テストの開催日が2月のバカンス明けというのは何とかならないのか」
「もう、バカンス家族で旅行に行く予定をばっちり入れてしまったのに」
「子どもたちもバカンスに息抜きする権利があるはず。休み明けすぐテストだと…」
口ぐちにバカンス直後に模擬試験があることに文句を言ったこと。
日本人の感覚ですと、そもそも、2週間のクリスマスの休みの7週間後に、「スキー休み」と称して、また2週間も休む理由がまずわからない(笑)
コメントを残す