今月のマルチリンガル漢字指導法研究会の定例会は 「漢字ワークショップの試み ~どんぐり日本語クラスにおける漢字クラブ発足に向けて」 で、シカゴの日本語教室の先生の発表だった。 彼女とは、一緒にに「日本語補習校に行かない」という選択をした子供たちのための日本語教室を一緒に立ち上げ、2年間共に歩ませてもらった仲。今回は、これまでの授業にプラスして、漢字ワーク … [もっと読む...]
日本の外国語教育について思ったこと
ドラフトに前回の「マルチリンガル漢字指導法研究会」(旧 継承語としての漢字の教え方研究会)の定例会の後に考えたことが残っていた。 *** アイルランドの中等教育修了試験(Leaving … [もっと読む...]
誕生!マルチリンガル漢字指導法研究会
一か月近く、ご無沙汰してしまった…。 3年間のシカゴ生活に終止符を打ち、フランスに寄り道して、東京での新生活開始。 引っ越しには慣れっことはいえ、「だんご三兄弟」を連れての大移動。ふぅ…。 なぜか、私の人生、出産と引っ越しがいつもセットで、我が家の3人は、生後2,3か月で、みんな引っ越ししている。 今回は、出産はなかったけど(笑)、 … [もっと読む...]
海外での日本語学習を支える資格
高校卒業時あたりに日本語力を価値づけてくれる公的な制度 があると、小学校中学年~高校にかけて途絶えそうになる、子供たち、親の日本語学習へのモチベーションをキープできるといつも思っている。 この時期、 日本語も、現地語も、学習内容が高度になること その他のアクティビティも入り物理的に忙しくなること 子供が親の思いに必ずしも沿ってはくれないこと … [もっと読む...]
継承語としての漢字の教え方研究会発足から4か月!(宣伝!)
継承語として日本語を教える親や先生をサポートする仕組みを作りたい ずーーーーーーーーーーーーと思って、もがいていたこと。 ここ数日、ブログを書きながらようやく今自分がやり始めていることがその一つという確信が持てたので、今日は、 「継承語としての漢字の教え方研究会」の紹介、宣伝したい。 (2019年8月に改称 「マルチリンガル漢字指導法研究会 ~ … [もっと読む...]
継承語児童の強み~文字より言葉を先に知っていること
先日、「継承語としての日本語」を教える教室を一緒に教えていた同僚と話をしていた時のこと。 なかなか、ひらがなを覚えられないお子さんがいるんだけども… 1字1字テストするとできないのに、単語を見せると読めてしまう という話。例えば、「ぼうし」と言う言葉の「う」という言葉を知らなくても「ほ」「し」が読めると自分の知っている「ぼうし」という言葉から想像 … [もっと読む...]
継承語とはなんぞや②~親にとって
ほっとけば子供には引き継がれない言語「継承語」の伝授は親にとっても悩ましいものだ。 いつもどこか引け目を感じる 何らかの理由で、教えない、教えられない場合… 親は、ものすごく引け目を感じる。 で、教えたら教えたで…やっぱり 引け目を感じる という、悩ましい言語なのだ。 なんでか。 まずは、教えなかった場合。 edu-kachan.haten … [もっと読む...]
継承語とはなんぞや①~子供にとって(2世)
6月末に引っ越しをした。 引っ越しの荷物の中からセミナーの資料らしきものが出てきた 2010年に桜美林大学で行われた 「第2回 継承語教師養成ワークショップ」 自分で出た覚えは全くないので、どなたかが私に参考になると思うと言ってくれたんだと思う。 そこで、バイリンガル教育で有名な中島和子さんが 「母語と継承語との違い」 … [もっと読む...]
継承語を伝授するために、親にできること
「うちの子は、6歳でアイルランドに日本から移住しました。その時、新しい環境に慣れることを優先することを決めて、英語の習得に専念させました。近くに日本語補習校もないし、日本語を学習することはままなりませんでした。 なので、うちの子の日本語力はそんなに高くないけど、現地の学校の成績はいいですし、あの時一つに絞った選択は間違えではなかったと思っています。 でも、この … [もっと読む...]
アメリカの公立学校を行く⑦~学校選択制の光と陰
1ヵ月の間に6校の公立学校を回った。 そのうち5校は学校選択の光の部分、そして最後の1校は陰の部分だったように思う。 シカゴのダウンタウンの南部に位置する超高級住宅地にある公立学校。 オバマ元大統領やモハメドーアリの家があるシカゴ大学にほど近い場所。 学校の周りは、 これ一件の家ですか? と、聞きたくなるくらいの豪邸と広い街 … [もっと読む...]