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現在の場所:ホーム / 未分類 / ダブルスクールに挑む②~初日、小6息子のびっくり

2019年8月28日 by kaori horike

ダブルスクールに挑む②~初日、小6息子のびっくり

「善は急げ」ということで?新学期が始まった地元公立学校に昨日から早速通わせていただいている小6の息子。私も一緒に始業式に参加させてもらった。

校長室から、細い階段を通って、隣接する体育館へ。「やっぱり東京だな」と思うのは、

  いろんなものがコンパクトなこと

体育館も運動場も移動の道も…同じ数の児童数を受け入れるこれまで見てきたどの学校よりも狭い。

途中、3年生くらいの子供たちの行列と一緒になるが、誰もしゃべらず、粛々と前に進む。そして、体育館に着くと、すでに全校児童がそろっているが、こちらもシーンとしていている。

 

で、我が家の息子が思わず「すげー」と感嘆の声を漏らしたのは…

最後のクラスの列が無言であらかじめ決められた列に入り、先生の目視で、「前に習え」をして、適度なスペースを空けた後、前から順番に座っていった場面。

これだけの人が集まっても

  誰もしゃべらず、誰も諍いを起こさず、短時間に人の話が聞ける体制ができる。

日本人には当たり前だけど、外国ではこれは信じられないくらい、素晴らしく、ちょっと異様に感じる光景なのだ!

 

その後、息子が「こわっ!」漏らしたのは、

式が終わり、音楽がどこからともなりだし、みんなが一斉に回れ右をして、その場で行進をはじめ、順番に退場しだしたとき。

「ミリタリーみたい、何しているの?」と(笑)

 

因みに息子は、海外では日本語補習校に通っていたし、毎年夏は日本の学校に体験入学させてもらってきたので、これと似た状況は経験済みなはず。それでも、久しぶりにこの中に入ると、びっくりするようなので、海外から始めてくる子は本当にびっくりするんだろうな~

 

家に帰って息子に話したこと。

みんながしゃべらずに移動し、列になって、素早く話を聞く体制をとれること。

自由に移動するのではなく、決められた順番に通りに(指示に従って)、移動すること。

こういうことを日本の学校では、繰り返し繰り返し教えられらるし、練習する場面がある。日本で育ってきたママは、本当に小さいころからそういうものと思ってきたから、疑問に感じたことがないけど、君には変に感じたり、面倒くさく感じるかもしれない。でも、これはね、

  避難訓練

なんだって、最近思うよ。災害が多く、人口密度が高い日本で、昔の人が「一人でも多くの人が生き残れるように」って考えた知恵なんだって。

地震が起きて、みんながパニックに陥っているときに、安全な広い場所(体育館か運動場か)に移動するときに素早くこれだけに人数が移動して、話が聞けなければ、多くの被害がでる。出口にみんなが我先に殺到しても同じ。

最近、「防災」がキーワードになっている息子には、ストンと落ちた様子。

 

実は、日本の学校の先生をしていた時、私もそこまでは考えなかった。海外に出て、他の国の人に、疑問をぶつけられるうちに、なんでこんなこと繰り返しているんだろうと思うようになって、私なりの結論を持つようになったのだ。

きっと、海外育ちの息子は、もっともっと、え?と思うことにこれからぶつかるだろう。そんな時、ただ盲目的に「郷に入れば郷に従え」の一点張りではなく、

  本人も周囲も「なんでだろう?」と立ち止まって考えてほしい

と思う。

 

それで不必要と思ったものはどんどんやめていけばいいし、今回のように?価値を見出すこともあるだろう。

  異質性の衝突が疑問を生み出し、よりよいものへ取捨選択を促す

それが、多様性を持つ組織の強みだと思う。

息子と彼を受けれたクラス、学校、区が、相乗効果を生むことを願って。

 

 

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