昨年から、勤務校で算数も教えている。受け持っているのがフランス語と日本語のイマージョンクラスなので、そこでフランスの算数プログラムの一部を日本語で教えているのだ。フランスの教科書をまず読み解き、そこでねらいとすることを理解し、日本の教科書の中から使えるところは使い、カバーできないところは、フランスの教科書を翻訳して一部使うという・・・一年目はなかなか大変な作業 … [もっと読む...]
山登りしながら考えた研究会のこと
フランス人夫の「一緒にモンブランを登りたい」の夢を実現すべく、今年の冬は厳冬期登山に挑戦している。夫の会社のベテランアルピニストたちにアテンドしてもらい、2度、厳冬期常に厳冬期登山を体験することができた。福井県の荒島岳と長野県の唐松岳。スモールステップで技術を学べたし、あまり良い条件でもなかったのに、天の恵みで風が吹き、素晴らしい景色を堪能することもでき、大満 … [もっと読む...]
骨太の漢字力
最近嬉しかったこと。私が勤務している東京国際フランス学園の日本語セクションの授業で、子供が言ってくれたこと。「このクラスに入ってから、時々、行く日本の学校の授業がすごくよくわかるし、漢字がとても楽になった。おかしいんだよ。だって、このクラスでは4年生をやってて、日本の小学校では5年生やってるんだけど、なんていうか覚えるのが超簡単なんだよ。」「そうそう!そうなん … [もっと読む...]
小4漢字テスト、3ヶ月で2点から94点の軌跡(奇跡?!)
末っ子の娘が、去年の9月から日本の学校に転入した。その前は、東京国際フランス学園のアメリカンセクションでフランス語と英語を学んでいた娘だ。表題の通り、入ってすぐに行われた50問漢字テストではなんと2点だった。それが、12月末には、94点となった。今日はその娘の飛躍的な伸びの秘訣は何だったのか考えて書き残しておきたいと思う。 4年生で日本の小学校に編入 … [もっと読む...]
ブックレビュー フランスのバカロレアにみる論述型大学入試に向けた思考力・表現力の育成
リンク この本との出会いと注目した章 この本、かれこれ3年「積読(ツンドク)」状態だった本である。アメリカから日本に帰国した初めての秋。2019年だったかな。その年、何十年ぶりかに日仏教育学会に参加。バカロレアがテーマだったから。この本はその時の発表が書籍化したもの。日本でも思考力表現力の育成が声高に叫ばれ、大学入試でも論述問題を導入、などの … [もっと読む...]
ブックレビュー Les Kanjis dans la tête(頭の中の漢字)
中国人と同じスタートラインに立つという発想の漢字参考書です。前にフランス人のママ友から、この参考書の事は聞いていたんだけども、その時にはピンとこなくてそのままにしてあった。だけど、この夏、「第4言語として日本語の学ぶパターン」の話が昔の教え子との間に出て、ふとこの本が役に立つのかなと思って買ってみた。この教え子は日仏で、奥さんは韓国の方。現在、イギリスに在 … [もっと読む...]
朝日新聞主催の「親子で作文、スクラップ教室」に参加!
子供が日本の学校でタイトルのイベントのチラシをもらってきた。確か前にもう一回応募したことがあって、外れてしまったので、今回こそはと思って改めて応募した。私は朝日新聞が1番好きだし、作文、指導をどんな風にするのかも興味があったし、すっかりオンライン新聞に慣れてしまったけれども、子供には紙の新聞に触れてほしいと思っていたからだ。タイトルの通り、内容は作文指導とスク … [もっと読む...]
バイリンガルに育った子供ってやっぱりすごい!(インタビューリンク付き)
バイリンガル=二つの言葉を自由に操れる になるために色々なプロセスがあると思うけれど、今年の夏、子供の頃から親の言葉を聞いて育つうちにバイリンガルに育った子供ってやっぱりすごい!と思う出来事が二つあった。 日本語能力試験1級に挑戦した息子 一つ目は、息子のこと。フランスでは高2になる息子。そろそろ、大学受験に向けて、「学歴」を積極的に作らなく … [もっと読む...]
指導の成果を数字で図ることの良し悪し
7月、マルチリンガル漢字指導法研究会の定例会で、私のフレンチスクールの1年間の漢字指導について発表をさせてもらった。この研究会での学びを120%生かして行ってきた実践。そしてその報告。学校現場の指導者として、「子供たちは楽しんで漢字学習に取り組みました」というのではいけないので、成果をなんらかの形で見せないといけない。まずは、子供たちの日々の反応や発言を紹介し … [もっと読む...]
問題解決能力を養うフランスのバカンス
夏のフランスの帰省では、毎年毎年、何か問題があり、私の問題解決能力が試されることになる。最初の頃はとてもイライラしたんだけれども、最近はメンタリティーが変わり、何かあると思ってフランスに入るので、何もなく、スムーズに行った時に喜ぶようになった。何事も捉えよう!今年の問題解決の日々を忘れないように書いておこうと思う。 車のバッテリーが上がってる! … [もっと読む...]