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2021年2月11日 by kaori horike

漢字リズム音読、ここがイイ!

私が漢字リズム音読に出会ったのは、2020年9月。

ハワイ生まれの漢字リズム音読

 

正確にはその数か月前に出会っていたのだが、キンドル版の目次を見てもピンとこなかった。
転機になったのが、著者の小野ふじ子さんがマルチリンガル漢字指導法研究会に入ってくださり、定例会で紹介してくれたこと。
まさしく電光が走った!
それは私だけでなく、目利きが集まるわが研究会のみんなも目がキラン!この定例会の後、ふじ子さんに注文が殺到(笑)
研究会の中で、漢字リズム音読を使いこなすプロジェクトも作られた。

それでも、次の記事にあるように、すぐにうまく使えたわけではない。

小1娘、漢字リズム音読にトライ

でも、ようやく使いこなせるようになってきた。
そして、思うのが、やっぱりこの方法はイイ!
学校でも、自分の子どもでも使ってみたけど、食いつきがいいし、じわりじわりと効いてくる。
それで、今度、3回にわたる外部向けのセミナーを企画している。

今日は、私がイイと思う理由やその具体例の一端をここで紹介したい。

目次

漢字リズム音読がイイわけ

ざっと、一覧表にするとこんな感じ。

  •  早口言葉みたいで、とにかく楽しい。
  • 「音」や「送り仮名」を自然に熟語と一緒に覚えられる。
  • 知らない語彙でも画像が意味理解を助ける。
  • 幼児から大人まで楽しめる。
  • 書けなくても読める漢字が増える。⇒漢字が目に留まる。
  • 語彙が増える。⇒言葉が「ひっかかる」ようになる。
  • 単発でも継続的系統的な学習にも使える。
  • 先取学習にも復習、追いつき学習にも使える。
  • 自分で創造できる楽しさがある。

でも、私の一番のおススメ理由は…とにかく、語彙が増えること

小学校1~2年生のころというのは、

知っている言葉 ⇒ 漢字でどう表現するか

というベクトルの向きで子供たちは学ぶ。でも、中学年あたりから、

漢字の学習 ⇒ 新しい言葉、概念を知る

という風にベクトルの方向が変わってくる。
この時、すでにぼんやりでも語彙を知っているか、漢語の仕組みを知っているかどうかは大きい。
これは、日本で育つ子供でも同じ。だから、このころから学習に躓き始める子が出始め、「10歳の壁」などという言われ方をする。
海外で育つ子供は、読み聞かせを頑張っていても、どうしたって日本語への接触数が限られているので、ここの壁はうんと高くなる。
でも、逆に言えば、この壁を乗り越えない限り、すなわち、漢字学習をやらない限りは、

日本語のレベルはいつまでも日常会話レベルにとどまる

ということになる。
私は、小1あたりから始めるリズム音読は、この語彙力育成、漢字の習得に効くと思う。
リズム音読に出てくる言葉をその時に覚えるというよりかは、言葉に対する引っ掛かりができて。
そう思って、娘と今頑張っっている。

語彙力や漢語を理解する力の貯金

ができると。

小2娘との実践例

日常生活で漢字が目に留まる

「あのタクシーは空車だ!」

クウクウクウクウ 空白 空気 空車 上空 空間 空港

このリズム音読をやった後の通学途中の娘の言葉。
そして、漢字リズム音読のフレーズを唱えだす~。

この言葉を知らなかったら目に留まらなかった漢字がどんどん意識に働きかけてくれ、自然に復習している!
もちろん、私たちは今、日本に住んでいるので、こういう機会に恵まれていることは間違いない。
でも、海外でも日本食スーパーやテレビなどで、学んでいれば引っかかるチャンスはいくらでもあるはず。
日本への一時帰国の折には、漢字が目に留まる数がうんと増えること、間違いなし。

読書が深まる

「あ、十文字! なるほどね、あっちこっちに動くからね」

漢字リズム音読の文

読み聞かせていた本「小さい魔女」

これは、習った言葉が読み聞かせの本に出てきた時の反応。
リズム音読でやった時には、私の説明にピンとこなかった様子だけど、お話の内容の中で腹おちした様子。
多分、事前にリズム音読でやっていなかったら、私も娘もスルーしていた言葉だろうけど、この言葉の意味を分かることで、
この時の主人公の様子がすごくよくわかり、読みが深まったこと、間違いない。

語彙増加のための応用力が育つ

「ママ、これは綿糸?絹糸?」

シシシシ 綿糸 絹糸 糸を作る 製糸工場

このリズム音読を学んだ次の日、自分が着る服を持ってきての娘の質問。
当然、唱えたときにこの読み方も意味も知らないので、

「綿でできた糸、蚕の繭の糸、絹でできた糸。糸といってもいろいろな糸があるんだね。じゃあ、羊の毛でできる糸は?」

なんて話をしている。
すると、次の日、冒頭のような質問がでてくるのだ。
こんな風に、一つの語彙を覚えるのではなく、それをきっかけに

派生した言葉
漢語構成のルール(〇⇒〇)

を体得することができる。

もしかしたら、これを読んだ人は、
「あなたは先生だから、そういうことができるんでしょう?」と思われるかもしれない。
そうかもしれない。
でも、逆に言うと、先生であっても、こういう

きっかけがないと、漢語を子どもとの会話では使わない(笑)

「音読」というのがみそで、唱えるのを聞くからこそ、こちらにもアンテナがはり、日常生活でその言葉出てきたときに、

「ほら、あの言葉!」

と注意を向けることができる。
というわけで、漢語を日常生活に取り入れるきっかけという意味でもおススメだ。

漢字リズム音読セミナーのお知らせ

このプログでは、こんな風に私の日々の実践を交えながら、その時その時の気づきをタイムリーにこれからもお伝えしている。

でも、興味があるのだけど、五月雨式でちょっとわかりくいなという方!いらっしゃるはず。
そういう方のために、漢字リズム音読の開発者の小野ふじ子先生とマルチリンガル漢字指導法研究会のメンバーでタイアップしてセミナーを開催することにした。

1回目:私から、海外で学ぶ子どもたちと漢字
ふじ子さんから、この教材の由来と成り立ち
2回目:ふじ子さんから、実践紹介
3回目:マルチリンガル漢字指導法研究会のメンバーから、実践紹介

という構成になっている。
詳しくは、コチラ↓から。第一回は4月25日なので、お見逃しなく~。
動画のみの購入も可!

子どもがノリノリ 奇跡の漢字音読法セミナー

キンドル版ではなく、PDF版も著者から直接購入できる。参照↓
ブックレビュー ハワイ生まれの漢字リズム音読

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