忙しさにかまけて、しばらくブログを書けずにいた。
でも、時間が経つといろいろ忘れてしまうので、我が子の歩みをきちんと書き残しておこうと思う。
我が家の末っ子も、ついに日本式で中学生に!
時々「ダブルスクール」と称して、日本の学校に通わせていただいているが、メインはフランス系インターナショナルスクール。
日本語の授業もここでとっているのだけれど、学校のクラス分けと彼女のレベルが合わない……という、インター・補習校ではあるあるのパターンに陥っているため、学校とは別に、自宅で日本語の勉強を続けている。
それで、漢字を4月からどうしようかなと思っていたのだけれど、ようやく、自走に向けての土ならしが終了したので、書き残しておくことに。
去年までの学習方法
去年まではZ会をやっていて、漢字については、付属していた漢字ノートに沿って学習を進めていた。
これは教科書に合わせているわけではなく、同じ部品ごとに整理されていたのだけれど、ドリルでもなかったので、私がクラスの子供たちに推奨している方法で、ノートに書き取りながら自学習を進めていた。
具体的には、
「一字を大きく書く」
「読み方」
「部品に分けて、唱えながら見ないで5回練習」
「熟語探し」
といった風に、一字一字、漢字を1日2〜3個ずつ学んでいく方法。(できない日もある)
「熟語探し」は、eブックを使う日があったり、漢字辞典を使う日があったりした。
そして、10個終わったくらいで、Z会の漢字ノートに練習問題が出てくるので、それを解く……といったことを淡々と積み重ねていた。
そして、1年の最後には、漢字検定を受けるために総復習!
ミチムラ式カードで「読み→書き」の順で、「できる」「できない」を分けて復習した後、漢検の過去問にアタック。
こうして、晴れて年齢相当の5級の合格通知を受け取ることができた!
ちなみに、これ以外に不定期に「漢字クラブ3」と称して、時々自宅に5〜6人の子供たちを招いて、「98部首カルタ」や「108形声文字カルタ」で遊びながら、漢字の仕組みに気づく活動を行っている。
私はこれを「串団子方式」と命名していて、日常でコツコツと持ち漢字数を増やしていく「串」の部分と、漢字のルールに気づけるような楽しい活動「団子」の部分をうまく組み合わせることで、レベルアップすることを目指している。
今年の学習方法
さて、それで今年は、Z会は辞めてしまったこともあって、何に沿ってやろうかなと思案していた。
中学は学年の縛りはないこと
なんだかんだ、末っ子にとって日本語が一番強い言語になっていること
を考えて、やはりもう一息、漢字を書けるところまで持っていってあげたい。だとすると、指標は……と考えて、漢検を「串」の拠り所にすることにした。
それで、漢検付属の教材とミチムラ式カードとで迷って、ミチムラ式カードを使うことにした。
決め手は、
「操作性」と「熟語一覧」
上述したように、ミチムラ式カードは、漢字検定の前にいつも総復習に利用するのだけど、その時、すでに覚えている漢字と、そうでない漢字を仕分けするのに、カードは好都合なのだ。
また、カードにはその漢字が使われる熟語が載せられていて、「小学校高学年からは、漢字の勉強というより、語彙を増やすことの方がよっぽど大事」という目標にも合致するからだ。
カード作りから得た気づき
ということで、早速カード作りから。
ミチムラ式の中学版は、3年分の配当漢字が50音順で1セットになって販売されている。
なので、我が家の用途に合わせて、漢検の級ごとに分けることから。「4級」「3級」「準2級」「2級」の4つの山ができた。
カード作りの時のコツは、時間をたっぷりとって、やっつけ仕事にしないこと。子供と一緒にやること。
「級」に注目して仕分けするのに慣れてきた頃に、
「読める漢字ある?」
と声をかけてみた。
すると、意外に読めるのである。3分の1くらいは読める。
読めなくても、例えば「腫」では「あー、わかる! 膨らむの意味でしょ!」、「貢」では「言葉が思い出せない! でも、これでしょ?」と言いつつ、両手を捧げる仕草をするなど……意味がわかる漢字もある。
これは、やっぱり読書やアニメの字幕のお陰。
「すごい、結構読めるね」とコメントすると、本人も「私、天才かも」と嬉しそう。
また、同じ部品を持つ漢字と、読み方の類似性にも気づく。
「悔」が最初に出てきた時は、「梅(うめ)だ!」と叫んでいたけど、
「あっ、そうか、きへんじゃないもんね。後悔、悔いかぁ。あ、部首『心』だもんね。この部首、何て言うんだっけ?」
と、部首の意味や名前を考えたり……。
「侮」が出てきた時には、
「あれ、またこれ? あ、違う、にんべんだ。待って待って、読み方当てる。後悔のカイだからカイ!」
(裏を見て)「あ、これはカイって読まないんだぁ。」
と学んでいる。
これらのつぶやきを拾い、大いに励ましながらも、欲張らないことも肝心。途中で疲れたので、また「級」だけに注目して仕分けすることに専念。
読める漢字があると自信をつけたこと、同じ部品を持った漢字がいくつかあって読み方を予想できたり、部首に注目して使い分ける必要があったりすることに気づけただけで十分!
カード作りは、ちょうど1時間で終了した。
学習の仕方は自分で決める
カードができたところで、毎日の学習にどう落とし込んでいくか尋ねてみた。
私からは、これからの漢字学習で大事なこととして、3つ伝えた。
「読めることが一番」
「似た漢字、読みが同じ漢字を使い分けること」
「語彙を増やすことを意識する」
その上で、自分で勉強の方法を考えてと伝えた。
本人は、4級のカードを5つに分け、毎日2〜3個ずつ学習し、一山が終わったらテストしてもらうという方法を選んだ。
毎日の勉強には、漢字ノートを以下の写真のように使うと決めた。これまでの方法と同じだが、
「この方法が一番覚えやすくて、漢検受かったし!」
と。
ある程度ラインはこちらで引いてあげること。最後は自分で選ぶことが大事だと思う。
「わからない言葉は辞書で調べる」ことにして、ハッと気づいたように、娘が言った。
「そういえば、中学生用のeブックはないの?」
中学生用はないことを伝えると、
「えー、あの写真、よかったんだけどなぁ。ま、でも、中学生で習う言葉って、写真で表すの難しいかも」
と。なんか、核心をついていて、成長したなぁとしみじみ。
あと、もう一つ、成長を感じたのは、本人が「字を綺麗に書く」ことも、漢字学習をするときに気をつけることに加えたこと。
これまで、「止め・はね」にこだわらずに、形を覚えることを最優先にしてきたのだけれど、本人が綺麗に書きたいと思った時が伸びどき!
なので、私は文章のチェックに、綺麗な字を書くための添削も時々入れることにした。
というわけで、夏休み最後の日、時差ボケの中、新学年に向けて、末っ子の漢字自走のためのレールをギリギリ用意することができたのだった!
本当は、夏休み最初にやる予定だったのだけど(笑)