前回の記事で紹介した漢字リズム音読。
今日は、半年ほど小1の娘に使い続けて、この辺が継続して使いこなすコツだなと思っているところを紹介したい。
目次
毎日の生活に組み込む
うちは朝、学校に行く前に「朝勉」時間をとって、そこでやっている。
この「朝勉」、バイリンガル子育てを目指す人には、結構やっている人が多い。
理由は、
早起きさえすれば、必ず時間を確保できるから
学校の後は、子どもが疲れていたり、学校の宿題が出たり、友達に公園に誘われたりと、親のコントロールが及ばないことがたくさんある。
結果、やりたいのだけどできなかったということが、どうしても多くなる。
そして、できないことが続くと、やっぱりやらなくなる。
なので、うちでは朝、ちゃちゃっと、やることにしている。
でも、どうしても朝は苦手という人もいるだろうから、そういう人は無理せず~ただ、どこかで時間はブロックしないと、時間は永遠に取れない。
時間を区切る
最初は、一つのリズム音読ができるまでとしていたけど、これだと難しいフレーズの日、本人の気持ちが乗らないときなど、ぐずることもあり、無駄にだらだら時間が過ぎる。
なので、基本は15分。そこでできるところまで、とすることにした。
最近は、15分で自分ができる量の目安がついてきている様子で、自分で数が少ないと集中できていなかったことに気づいているのでよしとしている。
スモールステップにする
始めのころは、以下のようなページを一回全文にしていた。
それができる日もあるけど、小1の娘には難しすぎることが多かった。
途中でやめて、また明日でもいいんだよと言っても、どうも達成感が持てずイライラしている様子。
そこで、スモールステップ。
一回分の漢字リズム音読を半分に分けることにした。
そしたら、半分は15分で覚えられるように集中して取り組むようになった!
成果を可視化する
この本、すべての読み方が収録されているので、結構なボリュームがある。
終わりや進捗状況が自然に見えるドリルと違うので、「いつになったら終わるの~?」と娘はぼやいた。
なので、子どもが自分の進捗状況を可視化できるように、こんな簡単な表を作ってみた。
「5回読む」
まずはどの文でも5回は読もう!という意味で設けた欄。
そうでないと、2-3回読んだだけで、「できた!」と言って、唱えにきて、できていないとわかるとイライラしているので。
表を見るとわかるように、実際には、5回で読めるようになるのは厳しい。
でも、5回読んで、できるか試しながら、回数を重ねていくのを本人は気に入った様子。
「チェック」
ルビなしでリズムよく読めるか、私がチェックしている。できれば合格。
この時大事なのは、フレーズを覚えていてしまっていても、必ず、ルビなしの文を見ながら言わせること。
漢字を読めるようになるのが目的なので!
「先取学習」として使っているので、結構、緩い採点にしている。
学校で習ったときに、「ああ、この漢字知っている、確か~」くらいな方が、完全に知っているよりいいときもあるので。
「バラバラテスト」
ランダムに抜き出し、読めるかチェックしている。
そうしないと、子どもは文を暗記してしまって、本来の目的の漢字の読みがどこかに飛んで行ってしまうから。
ただランダムに読みだけをテストするときもあるけど、選択式にしたり、クイズ形式にしたりにすると、マンネリ化を防げる。
というわけで、この方法を「継続的に」使う時のコツの紹介だった。
でも、最初は単発に使うところからやればいいと思う。
次は授業で単発で使うときの方法を紹介したい。