10月から、地域の公民館をお借りして、漢字クラブというアクテビティをやっている。教えているフレンチスクールでの時間数では、どうしても漢字の原理原則を楽しく教えるという事は不可能であることを悟ったために、学校外でこういう活動することにしたのだ。今は、フレンチスクールの子どもしか参加していないが、ゆくゆくは、地域の子どもたちにもの活動を広げたいなと思っている。日本の学校の子にも、漢字が苦手な子がたくさんいるはずだから。
このクラブ、試行錯誤の連続だったし、今もまだそうなのだけど、なんと、漢字検定協会より「漢字まなび活動」と認めていただき、助成金をいただけることになった!おかげで欲しいと思っていた教材を買い足すことができた。気持ちもさらに引き締まり、クラブもようやく軌道に乗ってきたので、ここまでのことを振り返っておきたい。
目次
ターゲットを絞るまでが難しかった
生徒集めの時に出したクラブに入る条件は、2つだけ。
- カタカナが読めること
- 日本語の指示が通ること
結果、大きく3つのタイプの子どもたちが集まってくれた。
- 漢字は全く知らず、先取り学習をしたいと考えている子
- 漢字にすでに苦労していて一般的なやり方で入っていかないと感じている子
- 漢字が大好きで、もっと漢字の奥深さを知りたいと思っている子
最初の3ヶ月は、この3つのタイプの子ども達それぞれが満足いくように、試行錯誤を繰り返していたが、結果的には、「二兎追うものは一兎も得ず」状態になってしまっていた。12月にすごく落ち込んでしまったのは、これが1番の原因。
それで、もちろん3つのタイプの子を受け入れはするけども、クラブとしては2つ目の、漢字に苦労している子どもたち、漢字に苦労しないために、漢字の楽しさ、原理原則を教えるということにフォーカスを当てること改めて決めた。
漢字を楽しく、原理原則を学ぶに適した教材
こんなふうに、学年を超えた、漢字指導には、以下の漢字教材がとても有効で、これらをうまく組み合わせながら、クラブの活動を進めている。(リンクを一番下へ。漢字リズム音読行事編の使い方はユーデミーで教材を販売中)
- 101漢字かるた
- 漢字が楽しくなる本 ワーク
- 98部首カルタ
- 漢字リズム音読
漢字の種まきからもう一押しするためのカード
これまでは、とにかく楽しくを一番に考えて、あまり結果や成果を子どもたちには求めずに来た。それはそれで良かったなと思うのだけども、やはりこれから学んでいく漢字のパーツとなる基本漢字ぐらいはきちんと読めて書けるまでもっていってあげたいなと欲が出てきた。それで、前の記事で書いたかけ算の九九カードを参考にこんなカード作ってみた。スモールステップにして、9個ポイントをゲットするごとに、くじを引いて、プレゼントをゲットするようにしてみた(娘のアイデア)
と言っても、私はに口を出しただけで、実際に作ってくれたのは、教材作りのスペシャリストであり、一緒に漢字クラブを立ち上げてくれたパートナーの伊藤茉莉さん。
彼女なしには、この漢字クラブ自体の立ち上げさえも辿り着かなかったと思うので、本当に感謝している。この場を借りて御礼を申し上げたい。
3月から、このカードを使って、また新しい試行錯誤が始まる。ワクワク。