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2019年6月8日 by kaori horike

帰国生の外国語保持~覚えたかと思ったら今度は忘れる心配 トホホ

大妻女子大学教授の言語学博士 服部孝彦先生の講演を間接的に聞いた。

「第二言語の忘却(second language attrition)」の研究はこの30年ほど前に始まったばかりとか。

どんな風に忘れていくか

  • 能動的技能(productive skills)の方が受動的技能(receptive skills)より忘れやすい
  • 語彙→形態(不規則な変化形)→統語(語順)→音韻(発音)

帰国した子供たちに共通しているのは、

流暢さがなくなり、それと同時に語彙を忘れてしまうこと

らしい。だけど、

「聞く力」「発音」

は、そう簡単にはなくならないらしい。

どんな要因が忘却に影響を与えるか?

  • 熟達度が高い子供は喪失しにくい(決定的閾値仮説(critical threshold hypothesis)

比較的高度な外国語(classroom language)まで達せず、場面に密着した、状況に頼った外国語(playground language) の場合、忘却しやすい

  • 年齢が低い子供
  • 親の外国語習得に対する態度

何ができるか?

  • 読み書き能力がある程度身につくまで学習する
  • 親が外国語習得に前向きな姿勢を見せる、子供が外国語学習意欲を持てるよう促す
  • 日本にいても大量、質の良い外国語をインプット=本がベスト

服部先生は以下の本も出しているので、読みたい!

英語保持のための具体的方法も

うちの場合、フランス語と日本語を高いレベルまで!と決めているので、英語にどこまで時間を割くべきか…上の二人は、もう15歳と12歳なので、このことを話して、本人たちに自覚と選択を促すしかないかなと思っている。

問題は末っ子、6歳。英語力もそんなについていないし、読み書きレベルどころではないし…今でもアニメを英語では断固として見ない。日仏の語彙を貯金できる最後の2,3年。それでも、本人なりに苦労して英語をそれなりに身に着けたわけだし、親として何をしてあげるべきか、悩む。

外国語保持教室というのも、面白そう。

https://www.joes.or.jp/kojin/hoji/info

でも、対象が小学2年生からというところをみると、それ以下の年齢層の子供の語学力をキープするのは難しいということなんだろうなぁ。

逆に言うと、私が手掛けてきた「継承語としての日本語教室」の子供たちも小2レベル以上までもっていかないと、消失してしまうものって考えたほうがいいんだな、と色々考える。

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