何も勉強しないで韓国に行ったことがある。空港からホテルまで行くのにハングル文字の看板に囲まれて、途方にくれたのを覚えている。レストランに入っても、何が出てくるのか全くわからない。 旅行や出張で日本に来る外国人も同じような感じなんだろうなと思う。海外出張に出ているビジネスマンの友達でも、何をするのにも困ると言っていた。おまけに日本では全くと言っていい位英語 … [もっと読む...]
漢字学習・指導法
日本語を読み書きレベルできるバイリンガルの大きなハードル
漢字
の習得法にまつわる情報をお伝えします。
片仮名をどう教えるか①~読み
うちは子供が3人いるが、上の二人にひらがなも片仮名も教えた記憶がほとんどない。理由は二つあって…一つは、 字よりも語彙を増やすことに重点を置いていたこと もう一つは、 字を覚える時期に日本にいたこと 自然に覚えてくれた。 6歳の末っ子でも、一つ目の私の方針は変わらない。でも、二つ目の取り囲む環境が違うので私が教えることにした。彼女 … [もっと読む...]
漢字アプリ「yomiwa」①~おお、これは活躍しそう!!
マルチリンガル漢字指導法研究会の定例会準備の中で出会った漢字アプリyomiwa。 買って試してみた。 結論は、日本語「超初心者」と「上級者」にはものすごく役立つアプリ。買って試す価値あり。 まだ、じっくり試す時間が取れていないのだけど、それぞれのタイプの人がどんな風に使えるか、簡単に紹介しておきたい。 まずは、超初心者さんの場合。 … [もっと読む...]
海外マルチリンガル児が漢字学習で目指すところ
今月のマルチリンガル漢字指導法研究会の定例会は 「漢字ワークショップの試み ~どんぐり日本語クラスにおける漢字クラブ発足に向けて」 で、シカゴの日本語教室の先生の発表だった。 彼女とは、一緒にに「日本語補習校に行かない」という選択をした子供たちのための日本語教室を一緒に立ち上げ、2年間共に歩ませてもらった仲。今回は、これまでの授業にプラスして、漢字ワーク … [もっと読む...]
継承語児童の強み~文字より言葉を先に知っていること
先日、「継承語としての日本語」を教える教室を一緒に教えていた同僚と話をしていた時のこと。 なかなか、ひらがなを覚えられないお子さんがいるんだけども… 1字1字テストするとできないのに、単語を見せると読めてしまう という話。例えば、「ぼうし」と言う言葉の「う」という言葉を知らなくても「ほ」「し」が読めると自分の知っている「ぼうし」という言葉から想像 … [もっと読む...]
「漢語」語彙力を増やす地道な努力~14歳の娘の場合
前回の 「継承語としての漢字の教え方研究会」 の定例会でのメンバーとやり取りの中でつくづく感じたこと。 前に、以下の記事で、継承語の子供たちの漢字の難しさについて考えたが edu-kachan.hatenablog.com 大きな要因は二つ。 ① 形が覚えられない ② 漢語(音読み熟語)を覚えられない(そもそも、語彙数が少ない) ①については、 … [もっと読む...]
5歳児の文字→単語→文への歩み
子供の成長には、 飛躍の瞬間 というのがあると思う。 教育に携わっていて、これを間近で見れる機会に恵まれている。そしてこれが好きで、この仕事を続けているのだと。 昨日の夜、娘が、初めて「文」を日本語で読んだ。 私がPTAの仕事でパソコンに向かっている横で、 「早く読み聞かせしてよ」 と愚痴りつつ待ちきれずに、読み始めた … [もっと読む...]
小6息子、漢字の学び方が変わった~ミチムラセミナーの効用
去年の9月~今年の2月にかけて8回の子供向けミチムラ漢字セミナーを受けていた。 (興味がある方は、「漢字学習」のカテゴリーを参照) はっきり言って、うちの息子はあまり積極的に参加しているタイプではなかった(笑) 土曜日の補習校の上に、時差の関係で日曜日の早朝に参加させられるとブーブー。 気持ちは痛いほどわかるので、あまり押さずに、私が学べればいいなといった … [もっと読む...]
文字を書ける喜び
ひらがながほぼ全部読めるようになった5歳の娘は、 ひらがなが表音文字であることを理解 して、五十音表の助けを見ながら、書くことへと移っていっている。 書けることで、どんどん世界が広がっていくのが、見ていてよくわかる。 お誕生会の計画を立てて、ママに伝えられる。 いいにくいことも、お手紙にして伝えられる。 こん … [もっと読む...]
険検倹験剣の使い分けを調べる
今年の目標の一つ 自分自身が漢字の楽しさを再発見する 前の記事に書いているが、ミチムラ式漢字指導のセミナーを受けて、一番反省したことは、自分自身が漢字そのものを楽しんだ経験がないということ。楽しくなくても自然に覚えられたし、漢字の習得は読書の世界を広げるツールとしか、思っていなかった。 が、海外で育つ自分の子供たちは当然違う。 本人たちに工夫して楽しく … [もっと読む...]