あまり本を読まない、理系頭のわが息子(現在小5)から、 補習校でどんな活動をしたときに、漢字の定着率がいいか を考えてみた。超主観的定点観測である。 ① 友達とワイワイ楽しく漢字活動をしている時間が毎週1時間ある 週1の補習校で、1時間漢字に割くというのは、大変なことである。それでも、この1時間を割いてくれた年とそうでないとき、宿題を家でやらせ … [もっと読む...]
漢字学習・指導法
日本語を読み書きレベルできるバイリンガルの大きなハードル
漢字
の習得法にまつわる情報をお伝えします。
海外在住児の漢字学習のコツ①~漢語タイム
昨日は、learnjapanさん主催の道村先生の漢字セミナー、8回中第5回だった。 前回の宿題、 盲学校での漢字学習の様子を収録したNHKの番組をみて感想をかく ことを受けて、先生は、視覚障害児と海外在住児の共通点として次のようなことをおっしゃった。 会話はできるが会話どまり。 語彙を増やし、知的な言葉の習得、本を読む、文章を書けるようになるた … [もっと読む...]
海外に育つ子供になぜ漢字が必要か
おふろを たくための ねんりょうとしての きぎれを あつめに いった これは、日本の小学校中学年の国語の教科書に出てくる文である。 5年生のわが息子にこれを上記のようにひらがなで読ませると、意味が分からない。 「ねんりょう」と「きぎれ」という言葉を普段使わないこと おふろをたくということの意味の解釈にも時間がかかること (こちらではお湯を入れる … [もっと読む...]
ミチムラ式漢字学習セミナー③~漢字の指導法アイデア
道村先生の第3回目のセミナーは、参加者のいろいろな疑問に答えるという形で、いろいろな漢字指導のアイデア、コツをゲット! 道村先生の話し方がうまいので、その場ではひきつけられて聞くのだけど、メモを取っていても意外と思い出せない。今回Zoomというアプリを使っての遠隔セミナーだったのだけど、これはあとからビデオを見れるのでいい。教育の形もこれからどんどん変わ … [もっと読む...]
ミチムラ式漢字学習セミナー②~読みの仕組み
だいぶ時間がたってしまったが、道村先生の漢字学習セミナー二回目の報告。今回は、漢字学習に躓く二つ目の理由の一つ。 音読み ということで、なぜ音読みが難しくなるのかという話でした。 訓読みがない音読みのみの漢字は、イメージがつきにくく、定着しない。 ⇒が、漢字の半数以上を占める! 音読みの読み方は、特定の行に集中していて混乱する。 … [もっと読む...]
ミチムラ式漢字学習セミナー~書きの仕組み
先日、唱えて覚える漢字学習を推奨している道村静江先生のセミナーをオンラインで受けた。先生の本は、熟読しているのだけど、やっぱりオンラインと言えでも、直接お話を聞くことで目や耳が働き、新たに学んだことがあった。 唱えることの威力 「憂鬱のうつを書いてみてください!」という先生の掛け声に、受講者は苦笑。 「難しいでしょ?でも、書けるんです、分解して唱え … [もっと読む...]
海外で日本語を学ぶ子供たち ✖ ミチムラ式漢字学習③~ 漢字学習のツボ
シリーズで書いている「唱えて覚える漢字指導法」を読んで考えたこと。 私にとって一番よかったのは、 どうして漢字学習が難しくなるのかを、学年段階を追って把握できたこと。 普段の生活で漢語をほとんど見聞きしない子供たちにとって、 3年での音読みの導入時、 4-5年とどんどん増えてくる同じ音読みの漢字の数々、 4-5年生から増えてく具体物を見せられない抽 … [もっと読む...]
海外で日本語を学ぶ子供たち ✖ ミチムラ式漢字学習② ~ なぜ、漢字がむずかしいか
漢字は難しいに決まっている と、日本語を学び始める人はみんな言う。多分、私がアラビア語を見て、どこで切れているのかわからないと思う気持ち、フランス語を習い始めた時、動詞の活用に途方に暮れた気持ちになるのだろう。 ただ、海外で暮らす子供たちにとって、漢字が難しくなる難しい理由、時期はいくつかある。それをもう少し掘り下げてみて、どうして、この子たちにミ … [もっと読む...]
海外で日本語を学ぶ子供たち ✖ ミチムラ式漢字学習① ~
ミチムラ式漢字学習に出会ったのは、かれこれ7,8年前、盲学校勤務の時。 リンク だった。その当時、盲学校の子供たちに大いに役立ち、これは海外に暮らし、漢字学習に苦労している子供に絶対に役立つと思い、自分の子供に部分的に使ったり、教師仲間、ママ友に紹介したりしたものの、なぜか自分でカードを購入するまでには至らなかった。 が、ミチムラ式漢字学習の新著 … [もっと読む...]
唱えて覚える漢字学習
リンク の著者である道村静江先生に個人的にお会いする幸運に恵まれた。 「ミチムラ方式」は、これまでの 何度も書いて覚える漢字指導 ⇒ 唱えて覚える漢字指導 への転換を提案している。先生がこの方法を編み出したのは、盲学校の勤務の時。その後、一般校に転勤になると、そこでもこの方法が使えるのではないかと応用をはじめて、今は発達障害児の学習支援にも有効なユニ … [もっと読む...]