ズバリ! 「音訓読みを小学校1年生の時から導入した方が良いか」という「先生」のお悩みについて今日は書きたいと思います。 1年生から音訓読み導入は早い? 先日の私がファシリテータを務める「マルチリンガル漢字指導法研究会」で海外補習校で教えるメンバーから 「音訓を小一から導入したら、保護者から難しすぎると苦情が出た」というお話をいただいたから … [もっと読む...]
漢字学習・指導法
日本語を読み書きレベルできるバイリンガルの大きなハードル
漢字
の習得法にまつわる情報をお伝えします。
そうだった!漢字指導研究を始めたわけ
マルチリンガル漢字指導法研究会のファシリテータを始めて6年目となる。 結婚してから、夫の転勤に伴って強制終了させられることが多い人生だったので、私としてはかなり息の長い活動だ。 自分なりには漢字指導法を身につけ、今は、後輩の皆さんにバトンをどう渡すか、「追究」から「発信」へと舵を切り始めたところだ。 振り返ってみると、漢字指導法を究める必要があると強く思った … [もっと読む...]
やっとわかった!漢字の音訓を分けて指導する意義
漢字には、日本の読み方である訓読みと、中国から伝わってきた読み方である音読みの2つがあるのは皆さんご存知の通り。日本で育っていれば、日常生活でこの2つを同時にいろんな言葉から吸収していくので、気づけばこんなことを意識もせずに使い分けている。でも海外で育つ子供にはかなり難しい。「どうして、1つの漢字に2つ以上の読み方があるのか」しかも、同じ音の漢字がいくつも出て … [もっと読む...]
私の漢字リズム音読との歩み
4月の下旬に「漢字リズム音読フォローアップセミナー」を予定している。何をフォローアップするかと言うと、2021年の4月に行ったセミナーである。なんと3年前!このセミナー、今でも動画版を販売しているが、とても好評。ただ、このセミナー後、リズム音読をうまく使いこなしてくださっている方がいる反面、うまくいかずに投げ出してしまっている、あるいはどう使えばいいかもがいて … [もっと読む...]
フランス式算数指導は何が違う?
昨年から、勤務校で算数も教えている。受け持っているのがフランス語と日本語のイマージョンクラスなので、そこでフランスの算数プログラムの一部を日本語で教えているのだ。フランスの教科書をまず読み解き、そこでねらいとすることを理解し、日本の教科書の中から使えるところは使い、カバーできないところは、フランスの教科書を翻訳して一部使うという・・・一年目はなかなか大変な作業 … [もっと読む...]
骨太の漢字力
最近嬉しかったこと。私が勤務している東京国際フランス学園の日本語セクションの授業で、子供が言ってくれたこと。「このクラスに入ってから、時々、行く日本の学校の授業がすごくよくわかるし、漢字がとても楽になった。おかしいんだよ。だって、このクラスでは4年生をやってて、日本の小学校では5年生やってるんだけど、なんていうか覚えるのが超簡単なんだよ。」「そうそう!そうなん … [もっと読む...]
小4漢字テスト、3ヶ月で2点から94点の軌跡(奇跡?!)
末っ子の娘が、去年の9月から日本の学校に転入した。その前は、東京国際フランス学園のアメリカンセクションでフランス語と英語を学んでいた娘だ。表題の通り、入ってすぐに行われた50問漢字テストではなんと2点だった。それが、12月末には、94点となった。今日はその娘の飛躍的な伸びの秘訣は何だったのか考えて書き残しておきたいと思う。 4年生で日本の小学校に編入 … [もっと読む...]
ブックレビュー Les Kanjis dans la tête(頭の中の漢字)
中国人と同じスタートラインに立つという発想の漢字参考書です。前にフランス人のママ友から、この参考書の事は聞いていたんだけども、その時にはピンとこなくてそのままにしてあった。だけど、この夏、「第4言語として日本語の学ぶパターン」の話が昔の教え子との間に出て、ふとこの本が役に立つのかなと思って買ってみた。この教え子は日仏で、奥さんは韓国の方。現在、イギリスに在 … [もっと読む...]
バイリンガルに育った子供ってやっぱりすごい!(インタビューリンク付き)
バイリンガル=二つの言葉を自由に操れる になるために色々なプロセスがあると思うけれど、今年の夏、子供の頃から親の言葉を聞いて育つうちにバイリンガルに育った子供ってやっぱりすごい!と思う出来事が二つあった。 日本語能力試験1級に挑戦した息子 一つ目は、息子のこと。フランスでは高2になる息子。そろそろ、大学受験に向けて、「学歴」を積極的に作らなく … [もっと読む...]
指導の成果を数字で図ることの良し悪し
7月、マルチリンガル漢字指導法研究会の定例会で、私のフレンチスクールの1年間の漢字指導について発表をさせてもらった。この研究会での学びを120%生かして行ってきた実践。そしてその報告。学校現場の指導者として、「子供たちは楽しんで漢字学習に取り組みました」というのではいけないので、成果をなんらかの形で見せないといけない。まずは、子供たちの日々の反応や発言を紹介し … [もっと読む...]