海外で暮らしていると、よく 日本人は器用だよねー と言われる。「技術の国」と言うイメージから来る思い込みだよなぁと思っていたのだが、何かの機会に折り紙を教えると、 「隅を合わせて折る」ができない 大人でもあまりにできない!! なんでかなと考えてみた。 折り紙をやったことがない というのは、単純すぎる。今どき、日本人もそんなにやらない。 思いつい … [もっと読む...]
険検倹験剣の使い分けを調べる
今年の目標の一つ 自分自身が漢字の楽しさを再発見する 前の記事に書いているが、ミチムラ式漢字指導のセミナーを受けて、一番反省したことは、自分自身が漢字そのものを楽しんだ経験がないということ。楽しくなくても自然に覚えられたし、漢字の習得は読書の世界を広げるツールとしか、思っていなかった。 が、海外で育つ自分の子供たちは当然違う。 本人たちに工夫して楽しく … [もっと読む...]
海外補習校で求められる国語教育とは
結論から言うと、日本の教科書に沿ってやるにしても、 日本の国語とは違う って考えた方が良いと思う。 日本の国語は、人物の気持ちの移り変わりを懇切丁寧に追ったり、筆者の意図をああでもない、こうでもないって考えたり、 精読 を目指すけど、ざくっと内容を捉えたら、 文章全体の構成 押さえておきたい手法、文法 に集中したほうがいい。 と、改めて考え … [もっと読む...]
補習校を辞める勇気
先日、日本語補習校幼児部に娘さんを1年通わせていた友達が補習校を辞めるという選択をしたと連絡をくれた。 詳しい事情は知らないが、現地校でも補習校でもどちらかと言うと「ゆっくり」タイプだと言っていたので、 ハイペースを求められる補習校 は娘さんに合わないと思ったのかもしれない。 あるいは、土曜日補習校に通うために、 家族全員が担う負担が見合わない と … [もっと読む...]
バイリンガルと読み聞かせ~理系男子の場合
前回、娘には読み聞かせをたっぷりした話を書いたが、正直、2番目の息子はその半分にも満たなかったと思う。なぜか? 私が子供が2人になって、物理的に時間体力が半減してしまったこと 息子はお話を聞くより、動き回ることの方が好きだったこと 息子の反応があまりに私の期待とずれていたこと 最初の2つは、まぁ仕方なかったなと思う。 最後の1つは … [もっと読む...]
バイリンガルの子供にとっての読み聞かせ
夏に引っ越すことになったので、断捨離を始めている。 いつも、本が捨てられないのだけれども、 3年間読まなかった本はもう読まない、いざとなればまた買える と思って、心を鬼にして処分を開始している。 でも、どうしても手放せない本が何冊かある。それは、 長女に読み聞かせた本 その頃、あまり本を持っていなかったので、何度も何度も同じ … [もっと読む...]
文字を学ぶ喜び~日本語を見る機会の大切さ
「あれ、どうしてこんなところにカタカナが?それに、お兄ちゃん達の字もある」 私が教えてる、娘が通っている「(継承語としての)日本語教室」が使っている施設は、デイサービスに使われている。その送迎バスのロゴに気づいたときの娘の言葉。 お兄ちゃん達の字 = 漢字のこと 私は、日本語のロゴが入ってることにすら気づいていなかったが、カタカナに興 … [もっと読む...]
文字を学ぶ喜び
「ト、キ…?あ、わかった、このおばあさんの名前はトキなんだ!」 初めて覚えたカタカナで、世界が広がった5歳の娘の瞬間だ。 ちょうどひらがなをほぼ全部読めるようになり、どこからか片仮名の存在を知り、自分から片仮名を教えて欲しいと言い出した娘。 まだ早いかなと思いながらも、自分の名前のカタカナだけ教えてあげた。 その晩、読み聞かせて … [もっと読む...]
ブックレビュー「メモの魔力」
教え子のFacebook … [もっと読む...]
ブックレビュー「コンビニ人間」(Convenience store woman)
アメリカ人のママ友に勧められて、2016年に芥川賞とった作品を日英両言語で読んでみた。 簡単なあらすじを説明すると、 社会で「普通」とされていることができず、ずっと疎外感を感じてた主人公が大学時代にコンビニのバイトを始めて自分の居場所を見つける。「マニュアル人間」なんて批判的にいうけれども、「マニュアル」に助けられ、居心地の良さを感 … [もっと読む...]