海外の夏休みは長い。本当に長い。 フランスは、まるまる2ヶ月あるし、アメリカにいたっては、2ヶ月半。 これまでは、幼少中に属する我が家のそれぞれの子は、休みに一か月は日本に帰国。それぞれ、 日本の学校に体験入学 + あちこち旅行しながら、補習校の宿題をこなす というのは我が家のパターンだった。 今年は、これから日本に移住するという … [もっと読む...]
バイリンガル育児
読み書きができるバイリンガルに育つために、家庭でできることを
私の日々の実践
友人の実践の紹介
ブックレビュー
等をとおして、お伝えします。
海外マルチリンガル児が漢字学習で目指すところ
今月のマルチリンガル漢字指導法研究会の定例会は 「漢字ワークショップの試み ~どんぐり日本語クラスにおける漢字クラブ発足に向けて」 で、シカゴの日本語教室の先生の発表だった。 彼女とは、一緒にに「日本語補習校に行かない」という選択をした子供たちのための日本語教室を一緒に立ち上げ、2年間共に歩ませてもらった仲。今回は、これまでの授業にプラスして、漢字ワーク … [もっと読む...]
海外での日本語学習を支える資格
高校卒業時あたりに日本語力を価値づけてくれる公的な制度 があると、小学校中学年~高校にかけて途絶えそうになる、子供たち、親の日本語学習へのモチベーションをキープできるといつも思っている。 この時期、 日本語も、現地語も、学習内容が高度になること その他のアクティビティも入り物理的に忙しくなること 子供が親の思いに必ずしも沿ってはくれないこと … [もっと読む...]
継承語児童の強み~文字より言葉を先に知っていること
先日、「継承語としての日本語」を教える教室を一緒に教えていた同僚と話をしていた時のこと。 なかなか、ひらがなを覚えられないお子さんがいるんだけども… 1字1字テストするとできないのに、単語を見せると読めてしまう という話。例えば、「ぼうし」と言う言葉の「う」という言葉を知らなくても「ほ」「し」が読めると自分の知っている「ぼうし」という言葉から想像 … [もっと読む...]
継承語とはなんぞや②~親にとって
ほっとけば子供には引き継がれない言語「継承語」の伝授は親にとっても悩ましいものだ。 いつもどこか引け目を感じる 何らかの理由で、教えない、教えられない場合… 親は、ものすごく引け目を感じる。 で、教えたら教えたで…やっぱり 引け目を感じる という、悩ましい言語なのだ。 なんでか。 まずは、教えなかった場合。 edu-kachan.haten … [もっと読む...]
継承語とはなんぞや①~子供にとって(2世)
6月末に引っ越しをした。 引っ越しの荷物の中からセミナーの資料らしきものが出てきた 2010年に桜美林大学で行われた 「第2回 継承語教師養成ワークショップ」 自分で出た覚えは全くないので、どなたかが私に参考になると思うと言ってくれたんだと思う。 そこで、バイリンガル教育で有名な中島和子さんが 「母語と継承語との違い」 … [もっと読む...]
継承語を伝授するために、親にできること
「うちの子は、6歳でアイルランドに日本から移住しました。その時、新しい環境に慣れることを優先することを決めて、英語の習得に専念させました。近くに日本語補習校もないし、日本語を学習することはままなりませんでした。 なので、うちの子の日本語力はそんなに高くないけど、現地の学校の成績はいいですし、あの時一つに絞った選択は間違えではなかったと思っています。 でも、この … [もっと読む...]
バイリンガル15歳の葛藤~勉強「してる」と「になってる」の違い
今日は中三の娘の話。 小学校6年生の終わり、補習校を続けるかどうか、娘に決断をさせた。 続けるなら、宿題もきちんとやること。 大変だけれど、いつかやっておいて良かったと思うはず。 これからは、自律して勉強できるように、ママもできるだけ口を出さない。 手伝いが必要な時はいつでもする。 と伝えて。そして、本人は続ける道を選んだ。 中一の時は、私 … [もっと読む...]
読み書きレベルの日本語を継承という決断
親の言葉(日仏語)を読み書きレベルまで継承する これが私たち夫婦が子供が生まれた時に決めたこと。 上の子はもうすぐ15歳。これまで、その決断を変えようと思った事は無いけれども、日々、どれだけ語学に時間を割くべきか、頭を悩ましている事は確か。でも、最近2つの出来事があって、やっぱり私たちにとっては、この選択は正しかったと思えた。 1つ目は、日本 … [もっと読む...]
帰国生の外国語保持~覚えたかと思ったら今度は忘れる心配 トホホ
大妻女子大学教授の言語学博士 服部孝彦先生の講演を間接的に聞いた。 「第二言語の忘却(second language attrition)」の研究はこの30年ほど前に始まったばかりとか。 どんな風に忘れていくか 能動的技能(productive skills)の方が受動的技能(receptive skills)より忘れやすい … [もっと読む...]